皆さま ごきげんよう

宮崎 山形屋が 創業 80年の 記念として 開催された
「現代の名工」 ガラス工芸作家の 黒木国昭先生の
創作活動 半世紀・古希記念展 のお祝いに、宮崎に
行って まいりました。

晴天に 恵まれた 宮崎市庁舎前の 美しい公園。
南国の 風が 心地よいです。        車窓から見た 公園通り。



私が 宿泊した 宮崎観光ホテルの 窓から 見えた
大淀川に かかった 幾つかの 橋。  夜、 同じ 眺めです。 



おりしも 今年は 琳派 400年記念。
琳派 独特の構図、 花鳥風月 の世界を はじめ、
歌川広重や 葛飾北斎の 世界にまで 黒木先生の
作品は 拡げられて 展開されています。



私も 黒木先生の 工芸品 に魅せられ、 コレクターの 一人として
先生を 応援して おります。
全部を お見せしたいところですが。。。展覧会の 作品の ほんの一部
ですが、 芸術的に 表現された 素晴らしい世界を ご堪能 ください。

ターコイズブルーが なんて美しい! 存在感のある 古代紫と 鳳凰柄の花器。



左は 、藍と琥珀色 が絶妙な コントラストの 「綾切子」の 大皿。
黒木先生 念願であった 「綾」 の照葉樹林。 ユネスコ パークに
指定 されました。 左の 切子の 色彩は 秋の照葉樹を イメージ
なさっています。
右の古紫は、 「古希 」の色に ちなんでいます。



歌川広重の 銀世界東十二景     葛飾北斎の 冨嶽三十六景 
「 隅田川両川岸一目の月 」       「 江戸日本橋 」





繊細 なガラスの 「鯉」   めずらしい 純白の 花瓶。



黒木国昭先生は 昭和20年 (1945年) 宮崎県の お生まれ。
昭和38年、 18歳で ガラス作家を志し、 山谷硝子株式会社
に入社し、以後 次々と 多くの賞を 受賞しています。
46歳で ガラス部門では 初めての 国から 「現代の名工」
として その高い技能が 認められ、 創作活動は いまや
50年! その素晴らしい 功績は、 国内に とどまらず、
ガラスの 聖地である ヴェネチアや、台湾の 国立博物館でも
展覧会を 大成功させるなど、 世界各地で 文化交流を 行い
など、日本の 伝統美 「琳派」 の様式を 独自の感性とで
表現して 国際的にも 評価の高い 「琳派」 シリーズなどを
展開 しています。
ヨーロッパにおける 印象派や 現代の 日本画、デザインにも
大きな影響を 与えている 琳派。
尾形光琳や 酒井抱一などに 代表される 洗練された構図、
その豊かな 装飾性 ・ デザイン性 を持つ 琳派は現代の
黒木先生の 作品において、 その流派のアイデンティティーを
受け継ぎつつ、ガラスという モチーフで 大胆かつ 繊細に表現
されて いるようです。
大和絵の 伝統を 受け継ぎ、 江戸時代に 花開いた 琳派が
再び 現代に 蘇えるなんて、 本当に ロマンを 感します。

黒木先生を 祝福する 祝賀会には、河野俊嗣県知事 をはじめ、
戸敷正 宮崎市長、 前田穣 綾町長、 佐藤勇夫 宮崎観光
コンベンション 協会会長、 そして、サントリー美術館 元最高顧問
土屋良夫氏 他、衆議院 議員の方々、 321名の方々が 出席され、
大変 盛大に 行われました。
美味しい お料理と 素晴らしいオペラ歌手や ピアノ演奏などに
皆さんうっとりされていました。
また、豪華なプレゼントが 当たる ラッフルタイム があり、
又 記念に ぽってり とした形が 可愛らしい 先生の 花瓶が
贈られ、皆さん 大喜び でした。
なんて 贅沢なこと でしょう!



エアポートまで 送って下さった 黒木先生ご夫妻、
宮崎エアポート社長の 長濵保廣氏と。



村上三絃道の 村上由哲、由宇月さん親娘は
津軽三味線の 演奏をして 下さいました。



社長には、 本格焼酎 「ひむか燦々」 と黒木先生の光琳 「雅」
のオリジナルグラスが セットに なった プレミアムセットを
おみやげに いただきました。
お酒は 宮崎空港限定で 入手可能です。
焼酎好き の方には たまらない のでは ないでしょうか。
お出かけの 際には、 是非!  おすすめです。



黒木先生は 「真の芸術家」 だと思います。
素晴らしい才能を 持たれた方は 多くいるかも しれませんが、
先生ほど、 豊かで 鋭い格別の 感性を 持たれ、 センスは
抜群であり、 疲れを 知らない 努力家であり、 その果てしない
行動力は 目を見張ります。
先生は宮崎の誇りであり、日本の宝です。
益々の ご成功を 祈ってやみません。

古稀を 迎えられても、更に 勢いを増す その制作意欲と 情熱。
黒木先生の 作品に、 これからも 沢山出会える と思うと
わくわくして、楽しみ が増えた 喜びで いっぱいです。