皆さま ごきげんよう

株主総会が いよいよ〝27日(金)〟という 大塚家具。

父 大塚勝久会長と 長女 大塚久美子社長との

会社経営体制をめぐっての 争いが

世間の注目を 集めています。

 
 
社長である久美子氏は 「創業者は永遠に

経営することはできないが、 企業は 永遠に生きなければならない。

5年かけても 〝カジュアル路線〟を 理解してもらえなかった。

カジュアル = 低価格ではないのに。」と

一応 もっともな道理に沿いつつ、 退任を迫ったのです。

久美子氏は 父との接触は少なく、 家族的な愛は

なかったと言っていますが、 「成功」の影には

必ず 「犠牲」がつきものです。
 
仕事を、 会社を、 社員たちを、 と 一心不乱で 働く父に

家族を省みる時間は 無かったかもしれません。

家族の方は そんな父を サポートするもの。

桐箪笥職人だった 祖父の作った工房をもとに

一介の家具職人が 一代で築き上げ、 上場会社にまでした

大塚勝久氏。

久美子氏は そんなお父様のおかげで、 中学・高校も私立、

大学は 一橋大学経済学部に入り、 大学では

塩野谷祐一学長の 指導の下、 〝ジョン・メイナー・ケインズ〟の

『確率論』をテーマにした 卒論を作成、

その後、 大学院へ進学したのです。

父から 社長の座を受け、 5年かけ、

〝カジュアル路線〟を打ち出してはみたものの

結局は 売り上げが伸びなかったのです。

もし、 久美子社長の考え通りのやり方で

売り上げが伸びていれば、 会長も口を出さなかったでしょう。

5年間 見届けていた結果、 これではダメだと 結論を出し、 

会長が 再び 会社経営に乗り出そうとしたのです。

「大塚家具」とい言えば 会員制で 特別な高級家具を

富裕層に 提供している 誇りある家具店。

「会員制」という制度と  受付をもっと シンプルに

店内に 入り易くする 必要があるかと 改善し、
 
スーパー・マーケットや  コンビニと

 「明治屋」は違うように、 又、 ホテルも 「帝国ホテル」や

「オークラ・ホテル」など 格別なクラスのホテルと 違うように

「大塚家具」は  「イケア」や 「ニトリ」とは

違っていて 良いと思います。

古くから この親子を知っている方からは

久美子氏は 小さいころから〝かぐや姫〟と

呼ばれていたというのです。

家具屋の姫だから 可愛くて仕方なかったとのこと。

学校から帰ってくれば 社長室に直行、

よく 遊びに来ていたと言うのです。

会長である勝久氏は 「娘を 社長にしたのは 誤りだった」、

 「娘はいまも反抗期」などと 言っていますが、

これは ある意味、父親の愛情の表現ではないでしょうか?

激しく 争う娘に対しての 愛のこもった言い方だとしか思えません。

口にはしないものの、 愛する娘の 反逆にあい、

どんなご心痛か 察するに あまり あります。

娘のことを決して悪く言わず、 父としての

思いだけを 述べ、 今後の経営方針を

元に戻そうとしている 勝久氏。

さて、 27日の株主総会では どんな結果が

待ち受けているのでしょうか?

勝利の女神は どちらに 微笑むのでしょうか?

注目したいところです。



皆さま どう思われますか?