皆さま ごきげんよう

今年も行ってまいりました、『アート・フェア・東京 2015』へ。

会場は 東京国際フォーラム。


今回で 10回目という 『アート・フェア・東京』、

約140のギャラリーと パートナー(アーティスト)が

参加しているのです。

古美術から 工芸、 近現代から 現代アートと

海外からも 多くのギャラリーが参加しているのです。



では、少しご紹介しましょう。



造形作家 河野甲氏の作品  「風を読む」

リアルな昆虫の羽と 人体の滑らかな質感の 合体、

なんとも 不思議な感覚に 引き込まれます。

つい(?)、 買ってしまいました。

ブロンズに見えますが、 これは 皮製品なのですから

驚きです。  

 

勝田えみさんの 「モンモン」シリーズです。

額の中から 飛び出した「モンモン」ちゃん達。

彫刻とは思えない カラフルな色使い、 いつも あまり

可愛らしくて 長い時間 立ち止まってしまう私です。

 

こちらも 勝田えみさんの作品です。

頭に鳥を乗せ、 可愛らしいのですが

その表情は ちょっぴり淋しいような ・・・

何を想っているのか 思わず 心の中で

声を かけてしまいました。

  

浅見文紀画伯の 油彩です。

自然の姿が 写実的で、 そして 静寂さも感じる

素晴らしい絵画です。

都会に暮らしていると こういった絵の前に

佇むだけで 心が和みます。

 

日本画家 イヂチアキコ 氏の 作品です。

不思議な姿の メランコリックな少女達。

全て 日本画というのが 驚きです。

  

奥村晃史氏の 作品 「三種の靴下」。

奥村氏は 動物を 描く画家です。

しかし、 ただ動物を描くのではありません。

身近にあるものと組み合わせた絵を描きます。

それも 油絵で、 写真と見違えるほど 細かい描写で

この絵の山羊も 毛並1本1本が 丁寧に 描かれているのです。

3本の足には それぞれ違う 靴下をはいている山羊。

おもしろいですね。

 

こちらの 羊の後ろのダンボールは 絵ですよ。

コラージュでは ありません!

目を凝らして 思わず 見てしまうほどです。

 
 
田中千智(ちさと)氏の絵も 大好きです。

黒を背景に 様々な人や 風景などを描き、

まるで 夢の一部を覗いているような

そんな 気持ちになるのです。

 



工芸のコーナーにも 素敵な作品がありました。

手銭吾郎氏の 「たたずむ」他 色々な人形(ひとがた)。

銅、 真鍮、 銀を素材に 制作しています。

鍛金(たんきん)といって 金属を 金槌で打って

形を成形し、 人形(ひとがた)を 造っていくのです。 

何とも言えず、 不思議な妖しい光を発しています。

   

左は 青銅の小筥(こばこ)や 香合など。

頭についた 蝉や 蝶、 とんぼの 見事で 巧みな 工芸作品。

本物の昆虫が 止まっているようです。

右は  ガラス工芸品です。  ガラスの塊の中に 色とりどりの

模様が表現され、 見る角度によっても

光が差し込む按排が変わり、 美しく その模様が変化するのです。

   

まだまだ ご紹介したい作品が沢山ありました。

少し、ご紹介しましょう。 (パンフレットより 抜粋)

奈良美智氏の 水彩画、  上目使いの女の子は

相変わらず、 憎めません。

 
 
こちらは どちらも 写実派のアクリル画、

左 : 高松明日香氏 

男性が 鏡に写る姿が リアルに描かれ、 鏡の中の鏡に映る姿まで

描かれていて 面白いですね。

右 : 平久弥氏

プラット・ホームの柱が 見事に描かれ、 驚きです。 すごい描写力。

  

油絵の作品です。

左から アレキサンダー・ティネィ氏、諏訪敦氏 、佐藤雅晴氏

  

どれも 絵とは思えないほど リアルに描かれた絵ですね。

藤原秀一氏  油彩  

風に揺らぐ水面や そこに写る建物など

絵画とわかっていながら その素晴らしさに

溜息がこぼれます。

私は しばし この絵の前より 動けませんでした。

  

水墨画 胡煒(HU Wei)氏 

 

同じく 中国の チェン・ジャン・ボン氏の作品の

アブストラクト。  力強く、 色使いがステキでした。

 
 
高松和樹氏の作品。

モノトーンのグラデーションで表現、

とても素敵な絵でした。


 
油絵樹脂やプラスティックで 武者フィギアを制作する

野口哲哉氏の作品、 鎧に羽と言う 不思議な作品です。

 

木彫りの作品

左: 葉栗剛氏    右:薮内佐斗志氏 漆を塗っています。

    
 
 
日本画   丸山友紀氏

チータの美しい目に 思わず 足を止めました。

この方は 動物、 鳥、 蛙などが とても お得意な方です。

 
 
古美術品 左は 北魏時代。 右は 中国 北斉時代のもの。

 
 




こちらは 〝吉本〟の芸人さんが 作った作品です。

左は 自転車(?)のチェーンを使った 力強い作品。

見ているだけで パワーが沸きそうです。

この 「愛」のチェーンが 動き回ります。

そして、 もう一つ、 右の作品は 胸のスイッチを入れると

膨らみ、光り出す ロボットにも見える 作品です。

  
  
  
 
今回、驚いたのは 作家の方々が 大変 若い事。

日本に 才能あふれる 若い芸術家達が

こんなに 沢山いると思うと 最近、 暗い事件が

多い中、 明るい未来の光が 射してくるようで

うれしくなってきます。

芸術鑑賞は 人それぞれ 思うところは違いますが

心を豊かにしてくれることは 間違いないありません。

今回の アート・フェアは 3日間と 大変 短い期間でしたので

すでに 終了してしまいましたが、 これから

桜の季節になりますので、 お近くの

美術館巡りをなさるのも  いいかもしれませんね。




★ 番組出演のお知らせです。

3月29日(日) 日本テレビ 19:00~21:54

「世界の果てまでイッテQ!」に出演します。


当日は 3時間SP。 出川哲朗さんと イタリアでの

〝QTube〟を お届けします。

どうぞ お楽しみに    ご覧ください