皆さま ごきげんよう

先日、蒲田にあります ユザワヤ 11号館 5Fの

「ハロー貸会議室」にて、

第1回 動物福祉の 環境を 考える会

「動物同士を 闘わせることについて」の会が

開催されました。

 

当日、進行役には ペット・ロス・ケア・サポーター

ペット・オーナーズ・サポート代表で 獣医師の 矢崎仁思氏、

パネラーとして 「DOGSHIP」代表の 須﨑 大氏と

動物専門学校校長の 細田 信幸氏が お見えでした。

私も 動物愛護に 携わっている者として

少し お話をさせていただきました。

第1部は 私の動物愛護のイベントの時にも

紹介しました 一般社団法人 動物虐待防止協会の

藤村晃子理事長が 力を入れている

「アニマルポリス」DVDの 上映会でした。

第2部は、  〝闘犬〟についての パネル・ディスカッションです。

日本においては 高知県のみ、 土佐闘犬と呼ばれる

犬を檻に入れて戦わせる〝闘犬〟が

存在しています。

静岡や 秋田県においても 昔、 闘犬が盛んで 闘犬としての秋田犬の

大型改良など されてきましたが、 1908年 禁止となりました。

アメリカでは 賭け事として 闘犬が行われ、

ルールなしの デス・マッチ、  飼い主が 相手の

飼い主に謝らない限り、 試合は 続行され、

場合によっては 死ぬまで 闘わせるのです。

しかし、 現在では 動物虐待として 扱われ、

全50州で  人道的な観点から 法律的に 禁止されています。

ワイオミング州を除く すべての州で 重犯罪に指定、

厳罰が課されるのです。

また、ドイツでは 闘犬向けに 改良されたとされる

犬種が リスト・アップされ、 当該する犬種の

飼い主は 厳重に 注意を求められています。

〝土佐犬協会〟によれば、 ナイフなどで 刺したりする

スペインの闘牛や、 海外の闘犬のように デスマッチ形式で

行うような、 命のやり取りがある 「闘犬」を イメージしていたら、

それは大きな誤解、 
人間で言えば ボクシングや 相撲、

レスリングのようなものだというのです。

いいえ、 違います。  私の見たもの(フィルムに)は、

吠えたり、 啼いたりすると 負けになるので

吠えること、 啼くことをしてはいけない訓練を

させられている為、 血を流し 死ぬ寸前まで戦いを

10数分間させられていました。

許せません! 足を噛み、 耳を噛み、 喉を、 口を ・・・

見るに堪えない 闘いです。



〝闘犬〟は 下記に相当すると 〝負け〟になります。

<吠え>             <啼き>

  

<威嚇>            <当て込み>

  

<走り>            <寝込み>

   

<謝り>

 

とはいえ、 狭い檻の中で 犬通しが闘うのです。

 

闘争心をあおり ・・・

 

噛みつき ・・・

 

血を 浴びるような 闘いに ・・・

 

闘うだけに 育てられる 闘犬の顔は こんな顔です。

 

強い闘犬は 横綱となります。

 

昔、 闘犬が人気だったころの 強い闘犬の姿、

そして、 闘犬の 試合会場。

  
  
  

昭和天皇が 高知をご訪問、 闘犬 「横綱」と 対面なさっている写真。

 

天皇皇后両陛下が 高知をご訪問

 

皇太子殿下も 高知ご訪問時、 横綱の闘犬と対面。

 

これら 御写真は、 皇族の方々が まるで

〝闘犬〟を 奨励しているのではと、 誤解を

されかねないのではと 心配してしまいます。

また 闘犬を強く自信を持たせる為に

〝かませ犬〟という 噛まれるだけの為だけに

あてがわれる犬も いるのです。

若い犬は 噛み方がわからないからと

わざと かませ犬の口を縛ったり、 往々にして、

闘犬を引退した老犬が その犬として

使われたりしているのです。

しかし、 スペインの闘牛も 動物愛護団体からの 

強い批判にさらされ、 衰退、 そして 禁止と

なったのです。

日本は なくならないのでしょうか?

動物虐待の ニュースが また 飛び込んできました。

埼玉県で 見つかった ボーガンの矢の刺さった コハクチョウが

死んだニュースです。

そして、 今日は 生まれたばかりの 子猫を 5匹

生きたまま埋めた 千葉県の 高校の教師の ニュース。

生徒に 「命の尊さ」を 教えるべき教師が

とんでもないことです。

動物虐待は 凶悪犯罪の前兆とも 言われています。

サディスティックな 異常行動です。

 少年犯罪に結びつくことも あるのです。

〝闘犬〟のような 動物虐待が まかり通るような

日本で あって欲しくないです。



皆さま どう思われますか?