皆さま ごぎげんよう

昨年 12月、 国立小劇場で 花柳若由美さんの

踊りの会〝若由美会〟へ行ってまいりました。

私のお友達である 夏美れいさんから

ご自身が 出演すると お誘い下さったからです。

夏美れいさんは 女優であり、 モデルであり、

そして ダンサー、 特に アルゼンチン・タンゴを

踊る彼女は 情熱的で とても セクシー。

そんな彼女が 今回は 日舞を踊ると言うので

とても 楽しみに 行ってきたのです。

れいさんが 踊る演目は 大和楽〝あやめ〟。

雨の季節に 活き活きと咲く あやめの

絵画的な情景と、 五月雨に濡れる あやめをモチーフに

若い女性の濃紫(こむらさき)の 哀愁を

なやましく 表現した踊りです。

タンゴを踊る 夏美れいさんとは 思えないほど

艶やで しっとりとして 驚きました。

 

こちらのお嬢さんは 小学校3年生の 鈴木里奈ちゃん。

長唄〝手習子〟を踊りました。

なんと この日が 初舞台とか ・・・

 

あまりにも 可愛いので 記念に 楽屋で  

 


こちらは 9歳の 久保田真琴ちゃん。

清元〝子守〟を 踊りました。

田舎から出てきた 奉公する女の子の様子が

描かれています。

子守娘が お使い物の 油揚げを トンビにさらわれて

追いかけて出てくるところなど 本当に 可愛らしかったです。

 

長唄〝秋色種〟を 舞った浅井祥美ちゃん。

秋の景色を唄っている 長唄「あきのいろくさ」 という

名曲で、 きちんと踊りたいと 静岡から 来たそうです。

 

会主である 花柳 若由美さんです。

長唄 〝恋男 調松風〟を舞いました。

都へ去った 行平を 恋慕う娘が

須磨の海辺で 形見の装束を身にまとって

踊るというものです。

 



スカルノ大統領に お会いする前は 花柳流を 花柳梅静先生に師事、

初舞台は 1959年5月16日、 三越劇場で

「藤娘」を 舞いました。

 

今、 私は 朝丘雪路さんお家元の 深水流で、

お勉強させて頂いていますが、 2~3年に1度
 
歌舞伎座や 新国立劇場で 「祭り」(2001年)、
 
鷺娘より 「恋吹雪」、 「雁金」、「萩と月」、

「祇園の月」など 舞いました。

「恋吹雪」(2003年)

 
 
「雁金」(2006年)

 

「萩と 月」(2008年)

  
 
「祇園の月」(2011年)

 
 
よそ様の舞を 拝見するのは 本当に 勉強になります。

人の 舞っている姿を見ると つい 踊りたくなってきます。

忙しく、 踊りの会も 久しく ないので ちょっぴり

淋しい気も  してまいりました。

そのうち シャンとした姿を ご披露したいと思います。

その時まで どうぞ お楽しみに ・・・