皆さま ごきげんよう

先日、 渋谷からほど近い 国連大学にて

AAR ( Association for Aid and Relief ) Japan 

〝難民を助ける会〟が 主催の

AAR 創立35周年 記念シンポジウム、
 
『今 私たちは どんな世界に 生きているのか、

国際協力が描く 未来』 が 開催されました。



1970年代後半、 大量の難民が ボートピープルとなって

インドシナ半島から脱出、 世界に 支援を求めました。

日本は 「難民に対し 冷たい 日本」という 批判を受け、

日本人の善意を 示そうと 相馬雪香様が 67歳のとき

「日本は何もしない」と憤慨され、 「インドネシア難民を助ける会」を

設立、 日本人が 一人 1円出せば 1億2千万円になると、

全国に 支援を呼びかけ 目標は 4ケ月で 達成しました。

相馬様は 「議会政治の父」と謳われる 尾崎行雄氏の

三女で、相馬藩 第32代当主 相馬恵胤氏の夫人。

そして キリスト教的運動である イニシアティブス・オブ・チェンジ

(「対立する 世界(文化、国籍、宗教等)をつなぐ 信頼を築く」ことを

目的として 活動する国際的な 組織)の 名誉会長でもありました。

相馬様の 〝許しあうということがなければ、 世界に平和は 訪れない〟と

いう言葉が 私の心を震わせ、 相馬様から 沢山のことを

学ばせていただきました。

国会議事堂の前にある〝憲政会館〟は

「憲政の神様」と 言われた 相馬様の父、尾崎行雄氏を記念して

建てられたのです。



この日は ジャーナリストの池上彰氏が

特別講演を なさいました。

 

〝難民を助ける会〟の会長である 柳瀬房子氏の

開会の挨拶から 始まりました。

 

そして、 第1部の 特別講演として

「私たちが生きる世界 -求められる国際協力の形」と

題しまして 池上氏が壇上に 上がられました。

皆さま ご存知のように とても わかりやすく

興味深いお話をされました。

 

私は、 普段から 池上彰氏のTV番組を見たり、

「週刊文春」のコラムなどを 必ず読むほど、

池上氏の大ファンで、 この日、 やっと お会いできたので

本当に うれしく思いました。

休憩時間に 池上彰氏と 

 
 
その後 第2部は パネル・ディスカッションでした。

パネラー 兼 コーディナーターには

AAR理事長の 長(おさ)有紀枝氏が、 そして

コメンテーターとして 池上彰氏が 再び 登場しました。

外務省事局長の 三好真理氏、 経団連 CBCC企画部長の

関正雄氏、 東京外語大学教授の 伊勢崎賢治氏が

パネリストとして 順番に 意見を述べ、 議論をし、

会場からの質問にも 応じながら 進んでいきました。

会場には 若い 聴講者の方々も 多く、 これからの未来に向かって

将来の 国際協力について 色々な事を 考えて頂きたいと

あらためて 思いました。



AAR JAPAN 〝難民を助ける会〟では、 現在、

紛争や 災害が起こった際の 難民や 被災者の方への

緊急支援、 地震、 不発弾対策、 障害者支援、

感染症対策、 啓発(国際理解教育)の 5つを

活動の柱に 世界15ヶ国で 活動をしています。



〝難民を助ける会〟は、 〝困ったときはお互い様〟の

精神で 活動を続けているのですが、

スタッフの方達は 今まで インドネシア・スマトラ沖 大地震、

トルコ東部地震、 阪神淡路大震災、 東日本大震災など

災害の起きた 危険地域に どの支援団体よりも 真っ先に

乗り込み 緊急支援を行い、 4人ものスタッフが 犠牲になりました。

数多くの NPOがある中で 私が〝難民を助ける会〟を

特に 応援し、 難民の救済に力をそそいでいるのは、

政治の犠牲者である難民、 生まれ育った故郷を 追われ、

飢えと 寒さと 恐怖におびえながら 生活している人達を思うと

一番 心が痛み、 敬愛する 相馬雪香女史の お仕事に

少しでも 役に立ちたいと思ったからで、

すでに 17年経ちました。



また、〝難民を助ける会〟では  ご寄附も 募っています。

郵便振込  郵便振込口座 : 00110-6-96509

        加入者名 : 難民を助ける会

銀行振込  三井住友銀行 目黒支店 普通 1215764

        三菱東京UFJ銀行 目黒支店 普通 4520323

        みずほ銀行 目黒支店 普通 1110211

        口座名 : 難民を助ける会