皆さま ごきげんよう

夕方になると 虫の声が どこからともなく 聞こえる

秋となり、 お月見の季節が やってまいりました。

今年の〝十五夜〟は 本日です。

〝中秋の名月〟とは 本来は 収穫に感謝するという

意味があるのですが、 今では 月を眺めながら

お団子をいただく イベントに なってきたようです。

月を見上げると 月の中の影が  杵で餅つきをするウサギに見え

子供の頃 皆 月には ウサギが住んでいると 思っていたことです。(笑)

月の模様の見え方も いろいろで 日本では ウサギですが

北ヨーロッパでは 「本を読む女の人」、 南ヨーロッパでは

「カニ」、 アラビアでは 「ライオン」なのだそうです。

面白いですね。

 

私の自宅も すっかり 秋モードです。

 

こちらは 竹で作られた 昔風の虫かごです。

本物の(標本の)鈴虫が 入っており スイッチを押すと

素敵な音色が 間をおいて聞けます。

非常に 凝った作品です。

 

こちらは 小林美貴さんから届いた 暑中お見舞いのカードです。

露草に ホタルの光が 点いたり 消えたりする

これも 凝ったカードです。

いつも季節ごとに 素敵な センスあるカードを いただきます。  



井上洋子さんから いただいた〝鈴虫〟のツガイです。

リーン・・・リーン・・・と お部屋中に 響き渡る虫の音です。

時には 大合唱します。  3つのツガイが 入っており、

性交が済むと 先に死んで倒れるのが オスで

メスは 卵を土の中に産むと 精根尽きて 死ぬのだそうです。

土に 湿り気を保ってあげていると 来年 子供が

産まれるそうです。 楽しみです。

 



昨晩、 板橋にある 〝よし邑〟に 久しぶりに 行ってまいりました。

こちらも 入口に入ったところに 素敵な〝中秋の名月〟が

飾られていました。

  



では 早速 この日のお料理と 見事な器を ご紹介しましょう。

先付 蟹菊花浸し、さば河豚叩き、果母酢ジュレ

  
 
椀物 土瓶蒸し、松茸、鱧    お向 お造り、季節のあしらい 色いろ

  
 
八寸 いくらの醤油漬け、 鰻胡麻蕎麦寿し、秋刀魚小袖、

    無花果クリーム掛け、梨金針菜白和へ、

    辛子蓮根小茄子田楽、銀杏葛寄せ生雲丹、

    柳川牛蒡余子

左右 同じ お料理ですが 器によって お料理の並べ方が違い

雰囲気が ガラリと 変わります。

  
 
焼物 殻牡蠣 牡蠣醤油焼き(生殻牡蠣)

 
 
進肴 冬瓜釜盛り柔鮑、赤甘鯛、白霊茸

   添 汲み上げ生湯葉

冬瓜に 〝中秋の名月〟が 彫られていました。

お月様、ウサギ、お団子、ススキです。

  
 
左は 冬瓜のお料理 右は お食事 つや姫鯛茶漬けと 香物 五種盛り

  
 
デザート よし邑プリン、牛乳黄菜粉みるく、 くずきり

  
  
〝よし邑〟の 総料理長 冨澤浩一氏と

 
  

冨澤氏は 韓国 仁川で開催される〝アジア大会〟と

同時開催の〝食のフェスティバル〟で 日本代表として 

お料理を 作るのだそうです。

ディナーをご一緒した 友人方と

 
 

ちなみに 来週月曜日〝中秋の名月〟の晩のお天気は

全国的に 良さそうです。

 〝月を愛でる〟時間を ほんの少しでも 作って

つかの間の 幸福感を味わってみるのは いかがでしょうか?