皆さま ごきげんよう

埼玉県で 7月 全盲の男性(パートナー)が連れていた

盲導犬「オスカー」が 電車内か駅周辺で 何者かに

刺され 怪我をしていたという事件がありました。

訓練された盲導犬は パートナーに危険を伝える時以外

吠えてはいけないため、 刺されても 鳴き声もあげず、

パートナーを しっかりと 職場まで 連れて行ったのでした。

職場到着後、 同僚が「オスカー」の怪我に気付き、

先端が鋭くとがったもので腰の辺りを2、3ヶ所

刺されていたのです。

後日、 フォークのようなものが 凶器と判明、

深さは 2㎝にも 達していたのです。

それも 意図的に 着ていたシャツをめくり上げて

刺したようです。 (シャツは 無傷でした。)

「オスカー」の 痛々しい傷の 写真です。

 



現在 「オスカー」は手当てを受け、回復、

元気にユーザーの方と暮らしているそうですが

こういう 心無い人間を 許せません 

男性(パートナー)は、 被害届を提出、 警察が 防犯カメラの

解析や 聞き込みなどの 捜査を始めました。

盲導犬といえども 動物を傷つけることは 犯罪です。

現在は ただ 「器物損壊」という容疑ですが、 これはあまりにも

悲しく、 法を改正して 〝動物虐待〟に 一刻も早く 歯止めを

かけていただきたいと思います。



悪質な事件は これが初めてではないのです。

最近10年間でも 顔を蹴られたり、 歩行中にしっぽを

引っ張られたりすることが 起きているのです。

10数年前に 盲導犬に たばこの火を 押し付けた 映画が

公開されると 香川県などで数件マネしたような被害が

出たのです。

福岡県の地下鉄内では 盲導犬の顔にペンで

落書きされたこともあったのです。

他にも 唾を引っかけられたり、 ガムを貼りつけられたりする

いたずら被害もあったり、 電車の中では 「邪魔だ」と

言われることも あるのだそうです。



目の不自由な方にとって 盲導犬は 身体の一部とも

言える働きをしているのです。 ペットとは 全く 違うのです。

生れて2ヶ月から1歳までの10ヶ月間、 〝パピー・ウォーカー〟と

いうボランティアの家庭で 普通の犬として 育てられ

そして 1歳を過ぎると 訓練センターで 訓練が始まるのです。

その期間は 約1年弱です。

そして 3回の試験に合格したら パートナーとなる

ユーザーと マッチング、 共同訓練が始まるのです。

4週間の訓練後、 いよいよ実戦の生活に入ります。

そこから 10歳前後になるまで 一人のユーザーの元で

働き、引退となるのです。

3歳位から 6年間盲導犬として 働くのです。

引退した盲導犬は 引退犬飼育ボランティアの家で

家族の一員として 新しい生活を楽しみ、第二の人生を

歩んだり、 「盲導犬の里 富士ハーネス」で

仲間たちと のんびり過ごすとされています。

(噂によれば 年老いた盲導犬を貰ってくれる里親は

なかなか見つからず、 用のなくなった犬とばかり

動物管理センターに預けられ、〝ドリーム・ボックス〟とは名ばかりの

ガス室に 送り込まれることも あるとか ・・・・・ )



私は そんな盲導犬制度に対して 強く 反対の気持ちを 持っております。

彼らは 本来の犬の ネイチャー通り 自由に飛び跳ねることも出来ず、
 
はしゃぎ遊ぶことも 出来ず、 吠えることも出来ず、 ただ黙々と

目の不自由な方に 仕えるのみ ・・・ それは 一種の〝虐待〟と

思っています。  可哀相過ぎます。 盲導犬にされた犬は

何と 不幸な 星の下に 生れたことか ・・・ 。

目の不自由な方は どうやって エサや 水をあげ

オシッコなどの 始末などを してあげることが

出来るのでしょうか

犬が大好きで 愛情深い人に預けられれば良いのですが

そうでない人に ぶつかると 犬は可哀相です。

犬を虐待死させる ユーザーもあると 聞いています。

まだ 災害救助犬や 麻薬発見犬の方が ラッキーです。

2012年8月13日の 私の 〝第5回 メルマガ〟に書いた

「アトム号」の 悲しい 悲しい物語を 読んで下さい。



目の不自由な方からすれば 「盲導犬」は 有難い

存在かもしれませんが、 白いステッキを 音が鳴るように

改造するとかして 「盲導犬」を 必要としないで済むように

出来ないものでしょうか



皆さま どう思われますか?