皆さま ごきげんよう

STAP細胞が 存在するかどうかを 確かめる

検証実験を 4月から 行ってきた理化学研究所は

27日 「現時点で細胞は 作製できていない」 とする

中間報告を 発表しました。

STAP細胞とは 理研の 小保方晴子氏らが

新型の 万能細胞として 1月に 〝ネイチャー誌〟に

論文発表した細胞です。

若い女性の科学者 小保方氏が 研究ユニット・リーダーとなって

新型万能細胞〝STAP細胞〟が発見されたと 当時は

日本中が 沸き立っていました。

この細胞が 簡単にできれば 沢山の病気、怪我している方々や

世界中で 必要としている人々が 救われるかもしれないのです。

また 商品化になった場合 その利益は きっと

想像以上のものとなるに 違いありません。

しかし、 その後 論文に 画像の〝捏造〟や 〝改ざん〟の

不正があったとして その存在すら疑われ、

論文は 撤回されました。

それまで 2度 小保方氏は 論文を投稿していましたが

ネイチャー誌に 載ることはありませんでした。

今回の論文には 発生・再生科学部門では

世界的権威で 大きな功績のあった 笹井芳樹教授の

手のよって 書き直されたものが 〝ネイチャー誌〟に

掲載された論文でした。

そして 8月5日に  悲しい出来事、 笹井教授が ご自分の

研究室のある 建物の中で 自殺をはかり 亡くなりました。

新聞によりますと ご家族に残された 遺書には 「マスコミ等からの

不当なバッシング、 理研や ラボ(研究室)への 責任から

疲れ切ってしまった」とする 趣旨の記述が あったとのこと。

遺族の方からは、「理研改革委員会から センター解体の提言を

受けたことに 相当 ショックを受け、 精神的に つらい状況だった」と

説明がありました。

笹井教授は 責任を取って 理研を辞めたいと

言っていたにもかかわらず、 「改革委員会」は

それを認めず、  笹井教授を 生殺し状態にし

彼に 責任を取らせようとしていたことが

彼を 追い込むことになったようです。

理研は 「白黒つける」として 来春まで 実験を続けますが

すでにその研究費 1300万円の半分以上を 費やしているのです。

また 今回の実験の結果、 実験に使ったマウスと

作製された細胞の 遺伝子の特徴が 異なることや

理研の 「調査委員会」が 不正を認定しなかった

補足的な 論文の画像にも 新たな疑義が

出てきているのだそうです。

こちらも これから 本格的な調査をしていくと

理研は述べています。

論文を 取り下げるか 否かの 記者会見で

小保方氏は 「200回以上 成功した」と 発表しました。

そして 「STAP細胞は あります」と 断言したのでした。

本日の中間報告で  「検証実験の ほとんどは 検討途中」と

22回の実証実験で STAP細胞は 作製できなかったのは

事実。  論文のやり方では ダメだったようです。

今後 小保方氏は 「コツがある」と 言っていたので

自身も 実証実験をし 秋には参加、 来年3月には結論を出すそうです。

一方 TVでは 「11月までに 作製出来なかったら 打ち切るべき」と

言っている科学者も いました。

STAP細胞は 作製されなくても  〝STAP現象〟は

起こるかもしれないという 極めて低い期待が 今後

どうなっていくのでしょうか?

STAP現象すら 実証されなかった場合、 中断していた

小保方氏の懲戒処分の審査は どうなるのでしょうか?


皆さま どう思われますか?