皆さま ごきげんよう

土曜日 久しぶりに 友人方と 2台の車で 〝遠出〟を

しました。 八王子のパルテノンで 西本 智実さんによる 

芸術監督・指揮の 〝白鳥の湖〟バレエを  鑑賞するためです。



八王子まで行くことは 滅多にないので、 以前から行きたかった

「うかい亭」で ランチを 取ることにしました。

八王子には 4つの 「うかい」が あるそうですが、 私達は

鉄板焼きの方を 選びました。 山頂の広々と 美しい庭園に

囲まれた 重厚で かつ ギヤマン風な 特別な雰囲気を

感じました。 シャンパンと 上等なワイン、 次から次へと

出てくる 美味しいお食事に 舌つづみを打つ 私達でした。

和洋折衷の大正モダンな雰囲気のレストランです。

 

 

     

 

 
 
 
本日のメニュー

マコガレイのオードブル        サザエの温かいひと品 トリュフの香りで

 

目の前に大きなサザエと オマール海老、 これを目の前でお料理するのです。

 

オマール海老の お料理を彩る色鮮やかな 夏野菜

 

オマール海老と 夏野菜のヴァプール 


 
メイン・ディッシュの牛ステーキ。

〝うかい牛〟と言って その日その日で

仕入が違う 純和牛のステーキです。

雌の和牛だけを使っているそうです。

 

最後は ガーリック・ライスと 香物。 牛ステーキを焼いた鉄板で

作るガーリック・ライスは やはり 特別に美味しいです。

 

素晴らしい 時間の流れに 思わず 開演時間に遅れそうになり

あわてて 車に乗る 私達でした。

 

西本 智実さんは、 大阪音大作曲家を 卒業後、 ロシア国立

サンクトペテルブルグ音楽院 オペ・シンフォニー指揮科に 留学され

「出光音楽賞」などの 受賞多数されており、  海外で 活躍、

名門 ロシア国立交響楽団の 首席 客演指揮者であったり、

サンクトペテルブルグ 国立歌劇場 主席 客演指揮者など

外国人で 初めて 歴任した方です。  ヨーロッパ各国の

国立歌劇場から 招聘され 成功を収め、 アメリカにも進出、

その活躍は 止るところを知りません。 アジアにおいても

香港、 韓国、 台湾などにも 進出、 意欲的な活動を

してらっしゃいます。 そして、 現在は

イルミナートフィルの芸術監督兼 首席指揮者、

ロイヤル・チャンバー・オーケストラ音楽監督兼 首席指揮者、

日本フィルミュージックパートナーを されている  優秀な 指揮者です。



イルミナートバレエとは、 新国立劇場バレエ団 元 ソリスト、

ロシア 国立 ワガノワ・バレエ・アカデミー留学・卒業者等の

日本を代表する 精鋭メンバーが集結し、 プロコフィエフ作曲
 
『ロメオと ジュリエッタ』での  「バレエ・音楽・言語」を融合した

新しい試みの舞台で  大絶賛を浴び、  再演が続いています。

イルミナート フィル ハーモニー オーケストラは、2013年11月

アジアのオーケストラとして 史上初めて ヴァチカン国際音楽祭に

招聘され、 「ベートーヴェン第九演奏」では 熱狂的に 絶賛された

国籍・国境を越えた 今までの 既成概念から 抜け出したオーケストラです。

「白と 黒」、 「善と 悪」、  「光と影」  誰もが永遠の愛を 求めた・・・

というテーマのもと、  誰もが 知る「白鳥の湖」を

西本 智実さんのカラーで 魅せてくれました。



ちなみに 知らない方のために 「白鳥の湖」のあらすじを

お話し いたしましょう。  4幕で 構成されています。


1幕 

宮廷の庭園で 王子ジークフリートの成人を祝う 宴が 催され

そこで王妃が 「成人なのだから、明日の舞踏会で 娘を選ぶ

ように」と 王子に告げます。 それを聞いて 気が重くなった王子は、 

気を紛らわそうと、 王妃から贈られた 弓矢をもって 

狩りに出かけます。


2幕 

湖畔で 白鳥を射ようとした王子は、 白鳥が美しい娘に変わる様子を

目にします。 王子に気がついた白鳥は、 自分はオデット姫で、

悪魔ロットバルトに 白鳥の姿に変えられ、 夜だけこうして

人間に戻ることができると 身の上を話します。 そして

この呪いを解くには、 誰にも愛を誓ったことがない青年が

彼女に永遠の愛を 誓うことだと...

これを聞いた王子は、 彼女を救うことを誓います。


3幕 

宮廷では 舞踏会が 催され、 王妃は、王子に各国の王女の中から 

花嫁を選ぶように言いますが、 王子は昨夜のオデット姫を 

忘れることができません。 そこに、騎士に変装した 悪魔が

娘のオディール(黒鳥)を伴って 登場、 オデットにそっくりな

オディールを見て、 王子は彼女を花嫁に選び、  永遠の愛を

誓ってしまいます。

後に 騙されたことを知った王子は、 湖に向かいます。


4幕 

湖畔で 裏切られたことを知った オデット姫が 嘆き悲しんでいる所に、

王子がやってきて 許しを乞います。 そこに 悪魔 ロットバルトが登場し

2人を引き裂きます。 その後の結末は 大きく分けて 2つの説があります。

ハッピーエンド説は、 王子がロットバルトを倒し、 呪いが解けて

2人は結ばれるというもの。 悲劇説は、オデットも王子も

湖に身を投げて死ぬが、 あの世で結ばれるというもの。 

オリジナルでは悲劇の 結末だったものを ソ連の社会主義政策により

ハッピーエンドが 作成されたという説があります。

(最近は、片方だけ死ぬという 救われない説もあるようです)



指揮と演出を兼ねた 舞台の 総合監督を務めた

マエストロ 西本智実さん。  

今回のテーマは 相反するもの ・・・ 誰もが持つ 光と影、

強さと弱さ。

クラシック音楽と クラシックバレエが 共に探究し

自然と重なり合い、 生れたのが 今回の舞台 「白鳥の湖」なのです。

〝生きていく上で たとえ 王子のように 幻影の中を

模索したとしても 白鳥達が翼を羽ばたかせていたように

希望を求めていきたい〟というメッセージが

込められていた 素晴らしい 感動の舞台でした。

公演のあとは、 プレミアム席の方たちとだけ、  

西本 智実 芸術監督と イルミナートフィル、 イルミナートの

バレエのメンバーを交えての ビュッフェ・スタイルの懇親会。

ファンの方達は 会場に 西本さんがみえると

目が もう ハート になっていました。

会場で オーケストラのメンバーが 即興で 演奏されました。

素晴らしい音色で 皆さん うっとり。



皆さんのために 西本 智実さんが 自ら ピアノを 弾いて

説明なさいました。



最後に ご挨拶をされた 西本 智実さん、

余韻で 感無量の わたしたち

素晴らしい時間を いただきました。