皆さま ごきげんよう

スウェーデン・ストックホルムで行われた 日朝政府間協議で
 
拉致問題の 全面解決の 第一歩となる、 合意案を提出、

両国が 正式に 合意をしました。

北朝鮮側は 拉致被害者や 拉致の可能性がある

特定失踪者、 戦後に 現在の北朝鮮に 残された日本人すべての

日本人に関する 調査を 包括的 かつ 全面的に実施し、

最終的に 日本人に関する 全ての問題を 解決する意思を 表明、

日本側は これに応じ、 最終的に現在、日本が 独自にとっている

北朝鮮に対する 制裁措置を 解除する意思を 表明しました。

しかし、日朝間には 相互不信が横たわっているのです。

日本から見れば、 北は 罪のない人々を連れ去ったり、

核・ミサイル開発などでも 嘘を重ねてきた 不実な相手だと思い、

片や 北からすれば、 日本は 故キム・ジョンイル総書記が

拉致を認めて 謝罪したのに  「日朝国交正常化」と

それに伴う 「経済支援」を実行しなかった 裏切り者とうつり、

パキスタンや インドには 「核」を許し 何故 北は 駄目なのかと

思っているのです。

2002年9月17日に 日本の小泉純一郎首相と 北朝鮮の

キム・ジョンイル総書記は 「平壌宣言」に 署名したのです。

二国間の元首が 署名したものを 日本が勝手に反古にしたのです。

その時、 日本は25万トンの穀物を 北朝鮮に送る約束をしていました。

しかし、 それは 半分しか実行されませんでした。

今回の日朝会議では 「人道目的の 北朝鮮船舶の

日本への入港禁止措置解除」で 合意をしたはずですが、

日朝往来の象徴でもある 「万景峰号」  について、

菅官房長官は 『 「万景峰号」 は 入っておらず、入港禁止措置を

解除する対象に含まれない』 として いるのです。

「万景峰号」は2006年、 北の 〝長距離弾道ミサイル発射(?)〟によって

制裁措置により入港を禁じたのです。

ミサイル発射実験と言われていますが、 実際は 大気圏にロケットを送り、

地球を半周しただけ。  北は ミサイル発射する時は 隠さず、
 
発表してきています。 この時も 日本は 大変 大袈裟に騒ぎ立てました。

東北の学校を 休ませたりと 本当に 笑ってしまいました。

(弾道ミサイルではないと言ったら 右翼が私の家まで押しかけてきました。)

それ以後、 国内において 在日の人々の迫害・ 弾圧は激化されてきました。

日本側は   万景峰号は、1.工作指令、2.軍事司令、3.現金運搬、

4.ハイテク機器の不正輸出 とし、TVなどで じゃんじゃん 報道、

入港禁止措置は 継続と。

一方、北は 人道目的の船だとし、万景峰号の 主な役割は、

在日朝鮮人の お墓参りなどでの一時帰国、 朝鮮学校の修学旅行、

食料の輸送などです。   これを 人道目的と考えない日本は

どういうことでしょうか?

日朝とも 万景峰号が 当面の 切り札・カードだと 考えているようです。

命綱・ライフラインとなる 万景峰号の入港を拒否するとは 日本は

なんて 了見の狭い国でしょう。

私達は 日本の一部 政治家や マス・メディアによって 報道され、

すっかり 曲解された 北朝鮮の 様子を悲しく 思っております。

制裁と 弾圧しか叫ばない 貧しい心を 持った人達によって

利用されている 拉致被害者の家族の方々、日本が昔、

彼らに何をしたかを知ったら、一言も何も 言えないはずです。

慰安婦問題どころじゃありません。

何故、 日本に ”在日”と 呼ばれる人達が 45万人もいる ことを 

不思議に 思わないのでしょう。  この人達は、日本で 日本人と同様、

税金を払っています。  税金は払わせるが、高校無償化は 

朝鮮学校のみ 除外。    (韓国の学校は無償化を実行)

在日の方達のほとんどは、 1936年より 日本が 強制労働者として

又 志願(?)兵として、 親や家族から離され、 日本へ 連行された

朝鮮半島の子孫達です。  (中には 日本に 出稼ぎに来た人もいるでしょうが)

アメリカ、ロシア、ヨーロッパなどの大国には 弱いくせに、なぜ、小さく、

貧しい国を 虐待するようなことを 平気でするのでしょう? 

私は 強い凛とした日本を 望みますが、 卑怯な日本は 見苦しいと思います。  

恥ずかしいです。  不公平なことが多すぎます。



2002年 当時の総理大臣 小泉純一郎氏が キム・ジョンイル総書記と

日朝首脳会談を行った際、調印された〝ピョンヤン宣言〟では

拉致問題の解決、植民地支配の過去の清算、日朝国交正常化交渉の

開始などが 盛り込まれていたのです。

その時 北からは 正式に拉致を認めて謝罪をし、 拉致被害者の方達を

数人ではありましたが、 帰してくれたのです。

その代わりに 日本は国交正常化を約束、食料も25万トンを

送る約束をしたのに 守りませんでした。

これらを 一方的に 反古にした日本は、 それを日本国民に 当時

副官房長官であった 安倍氏は 隠しています。  「平壌宣言」 に 署名した
 
小泉元総理も 以後、 何も フォローすることなく 知らん顔。

北は きつね(日本)に つままれた気持ちです。

日本も また、 汚いことをしているのです。

武田信玄に 塩を 送った 上杉謙信のような 真の 誉れ高き武将は

日本に いないのでしょうか?

隣国で 飢餓に苦しむ人々がいるのに、 見殺しにする、

条約も 平気でやぶる日本。      私は 恥ずかしい。

200万人の人々が 餓死するなどと、 TVなどで 報道させ、

「弾圧が妥当」 とばかり、「 もっと罰せよ」 と 非情な態度。 

私は 微力ながら 120トンの精米を 北の赤十字社に 贈ったのです。

日本は 北朝鮮にだけ 戦争賠償金を 支払っておりません。

中国や 韓国には 賠償金を 支払い、 更に 莫大な投資を 行っております。

北との 国交正常化を 実現させていないのは 戦争賠償金の

支払いを 延ばしに 延ばそうという 魂胆でしょうか?

これも アメリカの 差し金でしょうか?

大国に媚び、小さく 弱い国に 強い日本。



日本の政治家は 拉致事件を 政治利用し過ぎです。

拉致を追及し、 マス・メディアを動かすことによって

国民的人気を 得られる構図を 作っているのです。

これでは 韓国や 中国による 慰安婦問題攻撃を そしる立場にありません。

同じようなことを しているのですから。

その象徴であり、 見るからに 人の良さそうな 横田ご夫妻は

めぐみさんが 亡くなっているとは 信じられず、

「生きているに違いない」、「一刻も早い救助を」と訴え、

弾圧と 迫害を 叫ぶのでしょうか?     子を持つ 親なら その苦しみは

誰しも 痛いほどわかります。   しかし、 復讐だけが 「道」でしょうか?

めぐみさんのお骨は 〝否定〟されておりません。

めぐみさんのお骨を調べた 科学警察研究所と 東京医科歯科大学は

判別不可能とし、 帝京大学の 吉井教授は 5つの骨を 鑑定、

3つは 他の人のものが混じっているとし、2つは 判別不可能としたのです。

つまり、 誰も 〝 違う〟 とは 言ってないのです。

共同墓地に 土葬され、 洪水にあった訳ですから 他の人の

骨が混ざっているのは あり得るのです。

判別不可能とは 別に 違うと 〝否定〟された訳ではないのです。



第二次世界大戦の開戦当時、ABCD包囲網というものがあり、

日本は 経済制裁に あっていたのです。  

資源や 原料に乏しい日本は 困窮していました。  加えてアメリカは、

《ハル・ノート》と呼ばれる 最後通牒を 日本に 突き付けてきました。

日清・日露戦争の勝利により、獲得していた 満州や 中国大陸における

一切の権利を放棄し、 軍隊を引き上げろ、 というもので とても

対等外交などと 言えるものではなかったのです。

日本は、亡国の道を歩むか、 戦争に突入するか、

二者択一を迫られたのでした。 

(一説には ヨーロッパで始まった 世界大戦に 加わりたかった

アメリカが 日本に 仕掛けてきたとも 言われています。)

そんな過去を持つ 日本なのです。    今、北に対して

同じようなことをしているとは 思いませんか?

北は 特定秘密保護法の時、 反対世論にひるまなかった

安倍首相を支持、 安倍首相でなければ 日朝間の問題は

解決できないと考えているのです。

「日本を取り戻そう」と頑張っておられる 安倍首相を 私は 支持します。

しかし、「北」に対しての 制裁・弾圧・迫害は 断固 反対です。

朝鮮総連本部ビルを 競売に出させるなんて 日本の外交上、

最低・最悪の 汚点をつけることになるでしょう。



今回の合意によって アメリカや 中国の動きも気になります。

拉致被害者の方々が  一人でも多く 一刻も早く、  無事に 帰国されることを

私は もちろん 心から 望みますが、 日本も 是非 正義を保ち、公平に

北朝鮮に対して するべきことはしていただきたいと 切に願います。


皆さま どう思われますか?