皆さま ごきげんよう

先日、 〝警察が保護した 捨て猫を 逃がすよう そそのかしたとして

愛知県警 生活経済課が 4月に 動物愛護 管理法 違反(遺棄)の

教唆容疑で 県動物 保護管理センター 知多支所の

男性支所長を 書類送検していたことが報道されました。

そして、また、猫を逃がした 県警東海署会計課の男性署員も
 
同法違反容疑で 書類送検されたのです。

 
 


昨年10月 愛知県大府市の 動物病院職員が

病院入口前で ダンボール箱に 入っていた子猫を発見、

署員が 支所長に保護を依頼すると 「病気や怪我のなく、

自力で 生きられる猫は 逃がして下さい」と指示され、

従ったと言います。   二人は昨年8月にも

保護された猫を逃がしていたことがわかり、 常習性があるとして

併せて 書類送検されたのでした。  動物愛護団体より

告発があり、 県警が捜査していたのです。

センター側は 「病気や怪我のない猫は、 飼い主や

餌のあるところに 戻ることもあり、元いた場所に戻すよう

お願いしている。 遺棄と取られるのは 認識に差が

あるのかもしれない」 としているのです。

今回、動物愛護団体の告発とのことですが、 お互いの

歩み寄りとか なかったのでしょうか?

動物愛護団体は 捨て猫を 保護する立場ではないのでしょうか?

交番や 公園管理事務所に 届けると 通常どこかの

動物愛護センターへ送られます。  運がよければ、

愛護団体とつながれますが、 殆どは 〝殺処分〟されてしまいます。

「愛護」とは 〝名ばかり〟なのです。

昨年11月には 三重県川越町の 職員が 「殺処分が

かわいそう」と 捕獲した野良猫3匹を逃し、 同法違反〈遺棄)容疑で

書類送検され、不起訴になりました。

 



この事件に対して ネットには 様々なコメントが出ていました。

・法律的には 問題だが、 人情的には支所長を支持したい。

 避妊手術をしない飼い主、捨て猫をする飼い主が

 問題だろう。

・保健所に持ち込まれたら 数日間で殺処分だ。

 それが わかりきってるから 元気な猫は離してやれって事。

 これのどこが 動物愛護法違反になるんだ?

・支所長の気持ちがわかるだけにつらい。

 こういうので書類送検されて、 虐待してるヤツが捕まらない。

・子猫を捨てるヤツは 裁かれず、 自分なりに 猫を救おうとした

 人間が裁かれる ・・ ・日本の法律って ホント 役に立たない。

・数日後には この人が この猫を殺さなければならないんだから

 支所長の 出来る優しさの限界が 「逃がす」という

 判断だったのかもしれない。

・ここの 保護センターは 引き取り手がなくて

 8割が 殺処分てところだった。  職員も 色々思うところは

 あったんだろう。

・避妊してあげてから 逃がしてほしい。  私達が 動物と共存するには

 私達の 意識を変えていかなければ、 本当の共存は 難しい。

・保護して届ける = 殺処分、全く 保護じゃない。

 捨て猫を 拾う時は 自分が 飼うつもりで 拾うこと。

・全国で 年間15万匹超の 犬猫が 飼い主の都合で

 捨てられ、 その多くは 殺処分されている。  そんな中、

 長野県は 15年間で 殺処分数を 約4分の1にまで

 減らした。  また 長野市の殺処分率は わずか5%と

 全国の 県庁所在地 ・ 政令指定都市の中で 最も 低い。

 捨てられた 犬猫の里親探しする ボランティア組織や

 野放図的な 繁殖を防ぐために 避妊 ・ 去勢手術を

 自費で行う NPOと 行政の連携が その背景にある。

・心情は 理解できるけれど 公務員である以上、 法には

 従うべきだったと思う。  ただし、従うべき法が 状況を

 改善するために 正しく機能していないのならば、

 変えていく必要がある。

・保健所の 収容数や 予算を超える 野良猫がいて

 貰い手や 保護団体の 数も追いつかない。

 この状況では、 処分も やむを得ないことでしょう。

 「かわいそうだから 逃がした」 という気持ちも、それを 擁護する

 気持ちも わかる。 でも、野良猫を 減らさないといけない問題から

 目を 背けてはダメ。

     


動物の命を いつくしむ心、 人と動物が 共存して生きる 豊かな社会の実現に、

私も 色々と活動をしております。

NPO 「日本動物虐待防止協会」 では

〝Stop the killing! Start the rescue!〟 を元に

  1.  ペットショップから 動物を買うのをやめよう!

  2.  生後8週間以内の子犬・子猫の 販売はやめよう!

  3.  生体の 深夜販売をやめよう!  (これは 実現しました。)

  4.  悪徳ブリーダーを 排除せよ!

  5.  売れ残りを殺す ペット業者を排除しよう!

  6.  ペットの 競市反対!

  7.  二酸化炭素ガス 殺処分を 禁止せよ!

  8.  アニマル・ポリスを 導入せよ!

  9.  動物実験を 規制せよ!

  10. 悪徳業者ではなく、動物の命を守る 愛護法を改正しよう!


ブリーダーを 「国家資格制」とし、 ペット・ショップ等を

厳しく 取り締まれるような〝 動物愛護法改正〟を

求める署名活動や デモ行進をしたりしています。

人の心を 豊かにし 癒してくれる 大切な 存在でもある 動物達です。

早く 殺処分ゼロになるよう 行政も 動いていただけると

本当に うれしいです。



皆さま どう思われますか?