新国立美術館で 11月1日から 開催されています
 
『  第45回 日展 』へ 行って参りました。

<日本画> <洋画> <彫刻> <工芸美術> <書>と

五つのブロックに 分かれています。

今年は 作品の応募が 全国から 13,919点あったそうです。

内、 日本画は 204点、 洋画は 564点、 彫刻は、 120点、
 
工芸美術は、 496点、  書は、974点が 入選しました。

他に 会員、審査員、顧問等になられた 画伯の方々の秀逸な作品が

沢山 ありました。

一度に 皆さまに ご紹介するのは 作品が 多すぎますので

まずは <日本画>の一部を ご紹介しましょう。



石原 進画伯 『蘇望の郷』 の前で

石原画伯と一緒に。

東日本大震災で  一万本の松から  たった一本 残った

宮城県陸前高田市の 高田松原の 〝奇跡の一本松〟が

中央に描かれ、 二度目の夏を 迎えた風情が

描かれています。

 

「第42回 日展」に 私をモデルに  「デヴィ夫人の肖像」という

大作を 出展してくださった 市丸 節子画伯の 『秋宴』です。



中路 融人氏 『御室の桜』 

世界遺産の京都 〝仁和寺〟の名勝<御室桜>ですね。

満開の桜の むこうに 五重塔も見え

見事な桜が 描かれていました。


 
 
 
林 真氏 『業』 特選

よく見ると タコが 2匹の蟹を 食べようとしています。

まるで じっと見ていると タコの足が

動いているように 感じます。

  
  
竹内  恵利子氏 『記憶 -彼方へ-』 特選

泡がたっているかのごとく 海亀が 力強く 泳いでいます。

 

長谷部 貞子氏 『May』

沢山の 猫と 一匹の 犬の絵ですが、

 周りの猫の影は また ちょっと不思議でした。

 
 
松本 見枝氏 『秋華』

真っ赤な 曼珠沙華が 咲き乱れ、眩いばかりです。

 

間瀬 静江氏 『童子白象騎乗図』

不思議と 子供が お釈迦様に見えてきます。
 
 

宮本 玲子氏 『中東の踊り』

金泥を ふんだんに 使ったのでしょうか?

金の 絵の具が とても 煌びやかでした。

 

福田 千惠氏 『夏のご挨拶』

凛とした 女性、 見てるこちらも 背筋が伸びるようです。

  

池内 璋美氏 『マリアの塔遠望』

路地に差し込む陽の光が まるで 天まで届いているような

光の長さを 感じます。

まるで、 天使が下りてきそうですね。
 
 

沢山 写真を撮りましたので ご紹介します。



〝特選〟を取りました 伊東 正次氏

『大楠図-生樹の御門より イメージして-』

 

石川 裕梨氏 『廻る』

 
 
櫻井 伸浩氏 『くさむらの 影』

 
 
楠瀬 和子氏 『宴』

 
 
矢澤 貞子氏 『王様 と 私』

 

米倉 正美氏 『時の中に』

 
 
 中村 史子氏 『夕爽の麦畑』

 

渡辺 信吾氏 『青柿』

 
 
片山 宏氏 『川のほとり』

 
 
玉置 里美氏 『悠』

 
 
高増 暁子氏 『映』

 

内海 康氏 『Flamingo』

 
 
松崎 十朗氏 『静かな時』

静けさが 感じられていますね。

 
 
坂根 克介氏 『舞妓・鶴舞』

大変 堂々とした 重味と 威厳のある絵画です。

バックの ひとつひとつの扇が 一服の絵に なっています。

 

北野 治男氏 『萌兆』

 

土屋 禮一氏 『淵』

 

丹羽 貴子氏 『森の道』

 
 
新川 美湖氏 『朝霧』

 

大豊 世紀氏 『樹』

 

是永 麻貴氏 『ピクニック』

 
 
中馬 由輔氏 『始発』

 
 
佐伯 千尋氏 『白藤』

 
 
藤畠 博文氏 『万葉集第9より 
 
旅人の宿りせむ 野に霧降らば わが子羽ぐくめ 天の鶴群』

 

中町 力氏 『Frankfurt am Main』

 

熱田 守氏 『The moment』

 

大前 隆一氏 『石段』

 

安藤 由香氏 『芳春』

 
 
細見 香都子氏 『室内』

 

扇 敏之氏 『水辺』

 
 
稲岡 仁彦氏 『春の兆し』

 

松岡 里依子氏 『蒼鷺』

 
 
水田 幹子氏 『春のとなり』

 

澤村 はるな氏 『空をよむ』

 
 
天笠 慶子氏 『巡りて萌えて』

 

濱田 卓也氏 『オウムかえし』

宮本 七星氏 『うつしみず』

 

長瀬 あやみ氏 『白麗』

 

白川 奈央子氏 『もの思う鳥』

 

青木 志子氏 『季をひらく』

 
 

残念ながら、 他にも 写真を 撮れなかった

素晴らしい 日本画が 数多く ありました。

次は 洋画、 彫刻、 工芸美術を ご紹介いたします。

第45回 日展は 東京都港区六本木7-22-2

国立新美術館にて 12月8日(日)まで

開催中です。

たまには ゆっくりと 美術館巡りをするのも

素敵な時間を 過ごすことになると 思います。

美しいものに 心奪われながら

空間を ゆっくりと歩くのは 至上の喜びですね。

皆さま、 どうぞ、 足を運んでみて下さい。