先日、 「銀座うかい亭」で お食事したのを

ご紹介しましたが、 今回は 東京タワー真下にある

私の大好きな 「東京 芝 とうふ屋 うかい」に 行ってまいりました。


都会の中に 素晴らしい 大きな日本庭園のある「うかい亭」、

ライトアップされた 美しいお庭を 進みながら お部屋に案内されます。

 

入ってすぐに 風情のある 十五夜の お飾りが 飾られていました。

 

横には 十五夜だけを愛でるのは 〝片見月〟と言い

十三夜も お芋より 少し遅れて 収穫される

栗、 豆類に感謝をし、お供えをするということで

竹箕(たけみ)に 10種類の豆、栗が 飾られていました。

 
  


さて、この日のメニューですが

まずは  <先八寸>

菊なます、 菊菜くるみ和え、 鯖すし。

若い ススキの穂も 飾られ、 見た目から

秋 満喫です。

 
  

 続いては <名物> あげ田楽。

まわりは カリカリ、 中は フワフワ

田楽なのに 大豆のお味が しっかりして

さすが 名物と 言われるお料理です。

 
 
<お椀> 鱧松茸

秋の味覚と言えば 松茸ですが

椀の蓋を開けた時の 松茸の香りは

やはり 秋を 感じる ひとつですね。

 
 
<お造り> 車エビ、 ハマチ、マグロ

どれも プリプリで 程よい脂がのっていて

大変 美味しかったです。

 

<合肴(あいさかな)> 里芋と  帆立おかき揚げ

帆立は 衣が おかきで 揚がっていました。

 

 <名物> 豆水とうふ

お豆の美味しさ、 大豆の甘さが 大変感じられ

本当に 美味しい お豆腐です。

 

<焼物> 特選 和牛 炭火焼

とても 柔らかいお肉で ジューシーで

非常に 美味しかったです。

 

<お食事> 鶏ごぼうご飯

おひつの蓋を開けると 炊き込みご飯の いい香りが

食欲を 注ぎます。

 

<水物> 黒蜜とうふ ぶどう

デザートに お豆腐ですが、 黒蜜でいただくと

すっかり 違うお料理に変身です。

 
 
この日 ご一緒しましたのは 私の大事なお客様

ジョシュア・オッペンハイマー氏、 モートン・サイモン & キャロルご夫妻、

シューサク・原田氏、 ローラさん、 エリザベスさんでした。

ジョシュア・オッペンハイマー氏は 〝The act of Killing〟という

世界的に 大反響をよんだ ドキュメンタリー ・ フィルムを 作った方です。

世界中から 多くの賞を受けた この作品は 1966~1969年の3年間に

インドネシアにおいて 120万~200万人の人々が 虐殺された

冷酷無惨な大事件を フィルムに 収めたものです。

当時の 日本の首相は 佐藤栄作氏であり、 彼は この虐殺を行った

反スカルノ派の輩達に 600万円 ご自分のポケット・マネーを

斉藤鎮男大使を通じて 送りました。

つまり、 彼は 反スカルノが行った 虐殺を支持し

資金を 援助したのです。

この方が 後に ノーベル平和賞を 受賞したなんて

神に ツバを かけるようなものです。


 

再び、 ライトアップされた 庭園を眺めながら

秋風を肌に感じ、 友人たちとの 楽しいおしゃべりに満足しながら

「うかい」を 後にしました。

 

都心とは 全く思えないほど 静粛な お庭です。

ひんやりとした 空気が 一段と 庭の 美しさを 醸し出しています。 

 


見上げると 東京タワーに まだ 灯りが 点灯していました。

 
 
私たちは この後、 六本木「金魚」へ