先日、 元麻布の「かんだ」へ 行って参りました。


元麻布の 裏道に ひっそりと佇み、 見落としてしまいそうな


控えめな 看板を 掲げている お店ですが


「ミシュラン」の 三ツ星に 輝き続ける名店です。


このお店の オーナーシェフは 〝神田 裕行氏〟です。


現在の日本料理界を牽引する ひとりとして 誰もが 認める名料理人です。


また、お店のコンセプトは 「目と手と 気持ちが 届く店」だそうで


ゲストをお迎えする白木のカウンターは わずか8席しかありません。


(個室は ひと部屋あります。)


主が カウンターに立ち、 ウィットに富んだ会話と


感性豊かな お料理を 絶妙な間合いで繰り出しながら


付かず離れず、 真摯な眼差しで 私達ゲストをもてなしてくださり


居心地のよい 時間、 空間を 作って下さいます。


神田氏は 驚くほど 外国語が お上手で 外国のお客様にも


英語や フランス語で 説明できます。


これも 日本のシェフとして 珍しいことですね。


カウンター奥の棚には、徳島の陶芸家、〝百田輝氏〟による陶器の数々が


並べられています。 ・・・ というのも、 神田氏は 徳島出身です。


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さて、この日のお料理ですが、 もちろん 〝おまかせコース〟です。


メニューをご紹介しましょう。


神田氏、自らしたためた メニューです。


お客様から 頂いた予算の中で 最も そのお客様に


喜んでいただける 料理を出す事が 目標とのことで


紙に書いた 印刷したメニューはないのです。


全て 〝ライブ〟なので その日 その日 手書きのメニューを


作るのだそうです。



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<いちじく 胡麻和え>


有田焼の器には おめでたい〝富貴長春〟の文字が 描かれていました。


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<ずいきと あわび>


あわびが とても 柔らかく 大変 美味しかったです。


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<星かれい 梅肉 わさび>


干しかれいと 書かず 星かれい ・・・ おしゃれで 粋なことをしますね。


かれいに ほんの少しの梅肉を付けて食べた時と


わさびを付けて 食べる時、また、 両方付けた時と 全く違って 驚きました。


でも、どれも かれいの甘さが 引き立って


甲乙つけがたい 美味しさでした。


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<とうもろこしと 小海老の椀>


海老のすり身の中に とうもろこしが入って


なんだか ホッとする お椀物でした。


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<松茸のすし>


この時期に 松茸が食べられるなんて 思いも寄りませんでした。


それも お寿司で 食べられるなんて・・・・・贅沢ですねキラキラ


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<鮎川くらべ 保津川と 長良川>


まるで カウンターでのショーが 始まったみたいで


私は 目が 釘付けでした。


まずは 元気よく 泳いでいる鮎が 目の前に登場です。


京都は 丹波の保津川の鮎と 鵜飼で有名な岐阜の 長良川の鮎を


それぞれ見せて下さいました。


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神田氏の 素晴らしい鮎の パフォーマンスです。


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焼いた鮎を 〝たで〟の葉の上に ・・・


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さて、どちらが どちらだったでしょうあせる


とにかく 私の大好物の 鮎です。


本当に おいしかったです。


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<かつおの焼き造り>


ほんの少し 炙っただけのかつおです。


正直、 私は 「かつお」は あまり 好きではありません。(笑)


でも、 今までいただいた「かつお」は なんだったのかしらはてなマーク(失礼あせる)と


思ってしまう程、 美味しかったのです。


びっくりでした。


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<金時草びたし>


金時草は、 加賀野菜として有名で、葉の表は緑色、葉裏は赤紫。


それだけでも美しいけれど、冷たい煮びたしにすると さらに美しくなる


梅雨あけ頃の 夏のお野菜です。


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<宮崎牛 ヒレカツ>


私は、 日本の方が喜ぶ 〝しもふり〟より 赤身のお肉を 好みます。


正に 私好みのお肉、 しかも 柔らかく 素晴らしいお味でした。


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<鱧・松茸・蓮根餅 煮もの>


蓮根餅の サクサク感があり、煮ものというより 椀ものです。


これぞ 和食という感じで とても いいお出汁の 煮ものでした。


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<冷やし そうめん>


ただの おそうめんではありません。


ナスを一緒にいただくのです。


汁のお味も 天下一品でした。


このナスも みずみずしく、 とても美味しいので


おそうめんが また違った感じで いただけました。


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<マンゴーゼリー アンゲしーズ>


マンゴー寄せのような デザートでした。


透明感が なんとも 涼しげで さらっと いただいてしまいました。


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<黒みつのアイス>


想像と違い、 甘さ控えめ、 それでいて しっかり黒みつの味がして


和のテイストが 完璧でした。


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この日は ジャカルタから来日したお客様、エバと ヘルマンを


囲んで マイク荻井氏が セッティング。


楽しい時間を 過ごすことが出来ました。


左から 神田氏、 ヘルマン氏、 私、 エバ氏、 マイク荻井氏。


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神田氏のお料理は 本当に 素晴らしいものでした。


お料理はもちろんのこと、 会話ひとつとっても


私達ゲストすべてに 気を使う様子は お見事としか


言いようがありません。


ミシュラン 「三ツ星」に ずっと 輝くのも 当然のことだと思います。