先月、 新歌舞伎座で 『杮茸落(こけらおとし)6月 大歌舞伎』 を


観劇することが できました。


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歌舞伎座は、1889年(明治22年)に 東京市京橋区木挽町(現在の


歌舞伎座の場所)に開設され、1911年(明治44年)に 改修工事が 行われ


1921年(大正14年)、漏電により焼失。


その後、1923年(大正12年)に 躯体(骨組み)が完成したにもかかわらず、


関東大震災で 被災、1925年(大正14年)に 再建されましたが、


第二次世界大戦時の 東京大空襲で、全焼。


戦後、 1950年(昭和25年)に 再建されましたが 2000年代に入る頃


老朽化が 目立つようになり 建て替えが 検討されました。


2008年(平成20年)に 正式に 建て替えが 発表され、 翌年から


1年余りに渡って 行われた 「さよなら公演」 後、


2010年(平成22年)4月より 閉場、今春、新歌舞伎座が 完成いたしました。


歌舞伎座は 独特の趣きを持った 建造物です。


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そして、4月2日より 新歌舞伎座として


「新開場 柿葺落 興行(しんかいじょう こけらおとし こうぎょう」が


開幕致しました。


昨年暮れから 今年にかけて 歌舞伎界では 中村勘三郎さん、


市川團十郎さんを 失い、歌舞伎ファンには 衝撃的な 落膽が与えられ、


これからの歌舞伎界は どうなるのかと 若干の 心配もありましたが


次世代の名優が 伝統を守り 「新開場 柿葺落 興行」 として


幕を 開けたのでした。


今回、私が 拝見したのは


第二部 『壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』。


色彩溢れる祝祭劇で 歌舞伎の役柄が 勢ぞろいする


様式美に満ちた 華麗な一幕です。


私たちは 前席より 3番目、7、8、9の席が やっと取れ


花道で 役者の方々が 見得を切るのを


目のあたりに出来る 最高の席です。


仁左衛門さん演じる 工藤祐経を 親の仇と 打とうとする


曽我五郎、十郎の兄弟を おとなしい兄 十郎を 菊之助さん


血気盛んな弟を 海老蔵さんが演じました。


役とピッタリ はまった海老蔵さん、 お家芸の<睨み>もさることながら


声の出し方、 眉、 口許の動き、手、 指先から 足のつま先まで


それは 見事、完璧で 私達は 息をつめて 見ていました。


これまで 海老蔵さんは 美男子だけれど もしかしたら


大根役者位に 思っていた私は びっくり仰天 !!


役者として 大変な上達ぶり、感動で 胸がいっぱいになりました。


〝成田屋〟を 背負って立っていく 覚悟と 歌舞伎への思いにあふれ


自信と 誇りを お持ちになられたのでしょうね。


パリ公演を果たし、 結婚し、 事件に遭い、 女の子の赤ちゃんができ、


お父様を亡くされ、 男の子に恵まれ、 人間的にも 大変


成長されたようです。


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『土蜘(つちくも)』


土蜘退治伝説を 題材にした 荘重な舞踏劇。


菊五郎さん、勘九郎さん、吉右衛門さん、


三津五郎さんなどが出演、


菊五郎さん演じる 僧 智籌 (実は 土蜘の精)の醸し出す不気味さ


蜘蛛の糸を繰り出す 派手な立廻りが 素晴らしかったです。




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第三部 『鈴ヶ森』


幸四郎さんなどが出演、


東海道 品川宿にほど近い 鈴ヶ森での


長兵衛と 権八の出会いを描いた 様式美溢れる 名場面です。




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 『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』


この舞台は 歌舞伎十八番のひとつで


粋で 華やかな 豪華絢爛な 江戸歌舞伎を代表する 名作です。


「河東節 (かとうぶし)」と言って、 国の重要無形文化財であり


1717年(享保2年) 十寸見河東(ますみかとう)氏 創始者により


江戸浄瑠璃の ひとつとして 主に 富裕層に愛好されたものです。


1919年に 家元が亡くなり 門弟により 組織された 「十寸見会」が


現在 伝統保存に努めているそうです。


7代目 市川團十郎さんが 大当たりし お家芸となり


「助六」に限り 旦那衆が 舞台に上がれるのです。


簡単に言いますと、浄瑠璃 「河東節」が 語られますが、


『助六由縁江戸桜』では プロではなく、ご贔屓筋の御連中が


演奏するのが 江戸よりの習いだそうです。


また、今回は 2月に亡くなられた 十二代 市川團十郎さんに捧げる


舞台でもありました。


海老蔵さんの「助六」、素晴らしかったビックリマーク


私は 心おどらせ 見ておりました。


「千両役者」とは 正に 彼のことをいうのでしょう。


福助さんの 「揚巻」も 貫禄でしたが


七之助さんの 「白玉」も 大変 美しく うっとりしてしまいました。


〝成田屋ビックリマーク〟という 掛け声が きっと どこかで ご覧になっていた


12代目の お耳にも 届いたでしょうね。


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幕間でいただく お弁当も 歌舞伎観劇の 楽しみのひとつです。


今回は 3Fにあります “吉兆”で いただきました。


ご一緒に 観劇しました友人たちと 華やかな舞台を 見終わった


出し物について おしゃべりをしながら おいしくいただきました。


おしゃべりに夢中になって お料理の写真を 撮るのを 忘れてしまいました。(笑)


当日、ご一緒した友人達と カメラ


真ん中の ピンクのスーツをお召しになった 山田幸子夫人のご主人が


「河東節」では 「助六」の舞台で ご贔屓筋の 御連中の一人として


舞台に上がられておりました。


ご主人の 山田幹雄氏は 〝黄綬褒章〟〝旭日双光章〟を


受賞されておられる方です。


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この日は 第2部からの 観劇でしたが


第1部も 素晴らしいとのことなので 後日 チケットを手配していただき


お仕事の合間をぬって 見に行くことにしました。


また、ご紹介できればと思っておりますので


どうぞ お楽しみに ラブラブ




また、現在、ニコニコチャンネルのブロマガ


アメブロでは言えない話 『吉田昌郎氏(福島原発元所長) 無念の死、


復興予算の 許せない使い道 』【Vol.155】 を 掲載しております。


こちらも どうぞ ご覧ください!!!


たくさんのご意見 お寄せ下さいませ!!!




★★★TV出演致します。


明日 7月13日(土)


KTBテレビ(関西テレビ) 16:30~17:25


『よく考えるハッとしてキャーな話』 


お見逃しなく!!!