昨日 初日を迎えた 東京・新橋演舞場の 「六月大歌舞伎」にて


映画 ・ ドラマ ・ CM ・ 舞台などで 大活躍中の人気俳優 


香川 照之さん(46) が 九代目 “ 市川 中車 ”を、 又 香川さんの長男


政明君(8)は 五代目 “ 市川 團子(だんこ)” をそれぞれ襲名し


親子そろっての 歌舞伎の 初舞台を踏みました。


病気療養のため 舞台をしばらく 離れていた 香川さんの父


三代目猿之助さん(72)も 二代目 “ 市川 猿翁 ”を襲名し


8年ぶりに 舞台で 「口上」を披露しました。


ここに 澤瀉屋 三代が 舞台に 顔を揃えたのでした。





香川さんは 「小栗栖の長兵衛」で 主役の “ 長兵衛 ”を演じ、


46歳にして 歌舞伎俳優として 華々しくデビュー。


香川さんは、


「生涯かけて精進し、九代目中車を名乗る責任を果たしたい」 と宣言。


また 息子さんの 政明君はというと、


「猿翁のおじいさまより ずっと立派な 俳優になることが 私の夢です」と話し、


客席から 笑いと拍手の渦が 巻き起こったそうです。 微笑ましいですね。




一方 香川 照之さんの母で 女優の浜 木綿子さん(76)は、


5/24に 元夫の 三代目猿之助( 二代目猿翁)さんと 


実に 45年ぶりの 再会を果たしていました。


離婚した1968年の 1年以上前から 関係が断たれていた お二人。 


その お二人の再会を Push したのは 香川さんだそうです。



元夫 三代目猿之助( 二代目猿翁) さんは、 浜さんに 再会するやいなや


「息子たちを 立派に育ててくれて ありがとう。 大変だったでしょうね。」 と 


感謝の気持ちを 伝えたそうです。 


それに対し 浜さんは 「 はい。大変でした 」 と (笑)。


「君はいまも若いね」 「そうでもないわ…」 といった 談笑をしたお二人。


長年に渡る わだかまりは もう解けた と言っていいでしょう。




浜さんは 前々から 息子の香川さんから 


「一度、(猿之助に)会ってみたら」と 言われていたそうですが、 


なかなか 気持ちの整理が つかなかったとか。


浜さんは 息子 香川 照之さんと共に 歌舞伎の初舞台を踏む


孫の政明君 市川 團子を 毎日 稽古場まで 送り迎えしており、


この度 その稽古場にて 再会が実現したのです。




浜さんは 取材に対し・・・


「本当に不思議。 この45年間は  一体 何だったんだろう


と 思えるくらい 何の抵抗もなく 自然に会って話すことができました。


どうして今まで かたくなな気持ちだったのか、分からなくなるくらい。


これも 照之がもたらした 天の啓示だと思います」と 答えました。


何とも 感動的なお話ですね。




私は 陰ながら 涙が出るくらい 嬉しいのです。


芸能界のお子さん達の中で 誰が東大に入れ 立派に卒業したでしょうか。


これ ひとつ 考えても 浜さんはご立派。


赤子をかかえて 藤間 紫さんに 夫を取られた妻。


どんなに 悲しく 辛く 苦しく 大変だったことでしょう。



照之さんも 素晴らしい。


「真心と 努力の結果が 実を結び」 なんて 簡単なことではなかった筈。



でも 良かった この日が来て。


お二人に 拍手喝采を おおくりしたい。



今は 私は 市川 中車さんの舞台を 友人と ご一緒に 見に行きます。


市川 右近さんに お会いするのも 楽しみのひとつです。