先月起きた 京都府亀岡市で 無免許運転により 


10人が死傷した 最悪の事故。


京都地検は14日、 運転していた無職少年(18)を


「自動車運転過失致死傷」 と 「道交法違反(無免許運転)」で


家裁に送致しました。 検察は 家裁に対し、


成人同様の 刑事裁判を受けさせるための 「検察官送致(逆送)」


を求める 「刑事処分相当」 との意見書を 付けたとみられています。


よって 家裁から 検察に逆送された場合、 上記の罪で起訴され


刑事裁判を 受けることにはなりますが、 「危険運転致死傷罪」の


適用を断念し 「自動車運転過失致死傷罪」を 適用したことには 


とうてい 納得いきません。


「危険運転致死傷罪」の場合は 最高刑が 懲役20年なのに対し


「自動車運転過失致死傷罪」の最高刑は たったの7年なのです。


しかも 「過失」が認められたことになります。


無免許で、 しかも睡眠もとらず 長時間の運転をして、


事故を起こさない方が 不思議な程です。


これはもう 故意の殺人に 等しいくらいです。


今回の事故が、 危険運転致死傷罪の 要件に該当しないとして


適用を断念しましたが、 では その要件とは 何なのでしょうか。


1、アルコールや薬物摂取などで 酩酊状態であること


2、制御が不能になるほどの 制限速度超過


3、運転技能が未熟であること


4、危険な速度で運転し、人や車に接近する行為


5、危険な速度での 信号無視


以上が 危険運転の要件らしいのです。




本件は 3の「未熟運転」に 該当すると思いきや、


運転免許を 取得していなくても 日常的に運転している場合は


たとえ無免許でも 「運転技能有り」 とみなし、 


危険運転に 該当しないというのです。


こんな おかしな法律って ありますか?


無免許運転を 認めているのと 一緒ではないですか。


それでは 免許証は 何のために有るのでしょう。 人によっては


何度も試験に落ち やっと得られる人も いるというのに。



日常的な運転で、 教習所で習う 知識や技能が


全て 習得できていると 言えるのでしょうか?


無免許運転が 横行するのを 抑止するためにも


運転技能の 有無に関わらず 無免許運転は 皆


「危険運転」とするべきです。


「免許証」は 国民としての 「法律」を習得している 


「証」のはずです。


いつ 「凶器」と化すかわからない 車を運転するのです。


技術のみならず 「法令」を 習得していなければ


ならない筈です!




また、 既に 過去 バイク事故を 起こしていた


少年の無免許運転を 長い間 放任していた親、 ならびに 


車に同乗していた 少年達には 無免許運転幇助ではなく 


危険運転致死傷幇助罪を 適用してほしいです。


もっと もっと 制裁を 与えるべきです!!




この少年たちは 何か 特別な理由や事情があって


運転していたのでは ありません。


緊急の病人を運ぶために やむを得なく、 というのならば 


まだしも、 自分勝手な 遊楽のために 2日間も 


睡眠も取らず 車を乗り回し、 事故後 被害者を


救助しようともせず 携帯電話をいじっていた


不心得ども達を 何故 守ろうとするのでしょうか!


被害者や遺族の人権、 人命を軽視している


日本の法律を 直ちに 見直すべきです!




飲酒運転をした運転手に 酒を勧めた人には


飲酒運転の幇助罪として 5年以下の懲役 または


100万円以下の 罰金が科せられます。


この親と 無責任極まる 悪質な悪童連も


厳しく 裁かれるべきです。




危険運転致死傷罪の 不適用を受けて 


亡くなった 松村 幸姫さんの お父様は 気丈に、


「これまでも 被害者の苦しみの中で 法律が改正されてきた。


今回の事故で僕らがその番ならば、 これ以上苦しむ人を


増やさないためにも 改正を呼びかけていきたい」と


おっしゃっていました。 


遺族としては 事故で 大事な 家族を失うだけでなく、 


加害者の 実名や写真の非公開、 被害者の個人情報漏洩、


理不尽な法律 などによって 2重3重の 苦しみを味わっています。


危険運転致死傷罪の適用要件といい、 少年法といい、


即刻 改正するべきです!


もう少し踏み込んで言えば、 少年法など必要ありません。


何度も言いますが、 アメリカでは 子供が 重大・残虐な事件を


起こした場合 大人と同じ 刑法が適用されます。


インドネシアもそうですが、 諸外国では 18才で成人と


みなされます。 


20才を成人とし、 少年法で加害者を 過保護する国は


先進国の中で 日本だけではないでしょうか。






二度と戻らない 肉親の遺族の方は、 


このように甘い 加害者に 対しての処置に、


「加害者を 憎まらせないで下さい」と 血をほとばせるような


心中を 語っていらっしゃいました。



このブログを 書いている矢先、 またもや 


東京日野市で トレーラーが車列に突っ込む 玉突き事故で


10人がケガ、 京都では 修学旅行のバスが 乗用車と衝突し 


児童6人が 病院に搬送されたとの ニュースを耳にしました。


これだけ 自動車事故が 短い期間に 立て続けに 


起きているというのに、 何故 ハンドルを握る ドライバーは


気を引き締め 危機感を持たないのでしょうか。


不思議で 残念でなりません。




皆さん このように たるんだ日本を どう思われますか。


ご意見 お聞かせください。