北朝鮮について 最後にもう一つ 記事を書きます。
先日のブログで、 北朝鮮の りんご園と果汁工場、
すっぽんの養殖場を ご紹介致しましたが、
そのあと ハナ電子音楽情報センターの工場を
見学しましたので 少し ご紹介します。
大型液晶画面の前にて 拡声器で 説明する
綺麗な ピンク色のチョゴリを着た 美しい女性。
この案内嬢が キム ジョンイル総書記が 亡くなる2日前に
この工場に 指導・視察にみえた時の エピソードを話し始めました。
とても お忙しくて なかなか いらっしゃっていただけなかたこと・・・。
そして 最終的にいらして下さったのが 亡くなる2日前のこと。
寒い冬で 記念撮影をして下さる時、 薄いチョゴリを着た 女性達に
「オーバーコートを 来ていらっしゃい」 と言い、
立ったまま 待っていて下さった。
「多忙を極め 非常に 疲れていらっしゃるのに 人民を思う お心の優しさ」
と 話し始めたら、 何と 通訳の女性方が
通訳することを忘れ 泣き始めたのです。
こんなにも 愛されている指導者が いるでしょうか。
日本のメディアは 総書記の国葬の時 「命令されて 泣いているのだ」 と
馬鹿げた 報道をしていました。 恥ずかしいことです。
工場 内部の様子。
若い女性が 部品を 組み立てています。
そして こちらが 完成品です。
北朝鮮 滞在３日目の4/12は、 キム イルソン主席の 生家を
まだ 訪ねたことのない 友人方のために 連れて行って参りました。
何回も 会ったことのある 案内の方。 私を見て 大喜びでした。
こちらが 生家の入口です。
キム イルソン主席のお父様は 墓守りだったそうです。
部屋には 家族や先祖の写真が。
多くのご家族を 日本軍の拷問などで 失っており、
説明の中に 「日本軍の拷問で・・・」 と聞いた友人は 目をまん丸くして
ショックを受けていました。
「驚くことないわ。 事実なのですから。 冷静に受けとめて」 と私。
日本の人は 日本のしたことを 知るべき。
政府は 隠すべきではなく 歴史の事実を 厳粛に 受けとめるべきです。
今となっては そこから 学べるものが 得られれば 良いと思っています。
こちらは 台所。
これは 壺 です。
父や 両親などを亡くした 遺児達だけで 構成されている
兵隊さん達が 見学に訪れていました。
その翌日 4/13は、 「刺繍学校」 の見学を 致しました。
皆さん これらは 絵画ではなく “刺繍”なのですよ！！
見事で 美しいですね。
キム イルソン主席の 生家を訪ね 北朝鮮の 歴史に触れるとともに、
現在の 北朝鮮の技術を 目の当たりに することができました。
今回の訪朝は 実に 充実した内容でありました。
ただ、 キム イルソン主席の 生誕100年祭の式典や パレード、
花火などを やむを得ない事情で 日本に帰国し
見届けることが できなかったことは とても 残念でなりません。