先日 表題の事件について、 検察側が 「無期懲役」を求刑


したことを 取り上げたところ、 また沢山のご意見を


お寄せ頂きました。


ご意見のほとんどが、 「子供たちと 同じ目にあわせてやりたい」


「死刑を望む」 「死刑でも足りない」 「日本の法律は 甘すぎる」 ・・・


というものでした。


検察側が求刑した 「無期懲役」にも とうてい 納得がいかない中、


非情にも 下された判決は 有期刑の “ 懲役30年 ” でした。



下村被告側は、 「2児が死んでも かまわないなどとは 


考えていなかった」 として 殺意を否認。


弁護側は 殺人罪ではなく 「 保護責任者 遺棄致死罪 」に当たると 


主張していました。


一方 検察側は、 犯行の態様は あまりに残酷であり、


6月初旬 ( 当時の気温 32℃) の時点で 2人が衰弱していることを 


認識していながら、 粘着テープで ドアを塞ぎ ゴミや糞尿が 


散乱する部屋に 放置したことには 「殺意」 が認められると強調、 


「殺人罪」 を適用し 無期懲役を 求刑していました。



何度も繰り返しますが、 あのような 劣悪な環境に


50日間も閉じ込め 放置しておきながら、


死んでもかまわない とは考えていなかった なんて、


納得いくわけが ありません。



下村被告は 「こんなひどい母親ですが、 これから一生 


2人のことを 背負って 罪を償っていきたい 」 と


陳述したようですが、 本当に心から 反省しているのでしょうか。


反省したところで、 桜子ちゃんと 楓ちゃんは 帰ってきません。


2人が味わった 苦しみが 無かったことには なりません。



刑務所の中は 2人が悶え苦しんだ あのような 


劣悪な環境ではありません。


仮に 30年丸丸 刑務所で過ごしたとしても、


出所する頃の 下村被告は まだ54歳。


第2の人生を やり直すことも 可能な年齢です。



何の罪もない、 未来ある 可愛い2人の子ども達は 


希望に満ちた まだまだ長い 幸せな人生を 歩んで行くはずでした。


それを、 ホスト遊びに狂い 自分の欲望を優先した 身勝手な母親に、


残酷 極まりない 方法によって 全て奪われました。


その母親は、 2人の子ども達と 同じ苦しみを味わうことなく、


いつか社会に復帰し、 新しい人生を やり直すのです。


こんな 理不尽なことがあって 良いのでしょうか。



人命を 最優先 尊重する アメリカの法律では、 子供たちを


家に置いて 外出するだけでも 親としての義務を 放棄したとして 


逮捕されます。


ハワイでは 日本人の旅行者が 子供をホテルの部屋に置いて


遊びに出たことで 逮捕された 事件もありました。



懲役30年という判決は、 有期刑では 最も重い判決


とのことですが、 30年経たずに 出られる可能性も


十分にあります。 無期懲役であっても 出られる可能性は


あります。  それならせめて 求刑どおりの


無期懲役に してほしかったです。




同じアパートに住んでいた、 「ママ、 ママ」と 泣き叫んでいる


桜子ちゃん(3才)と 楓ちゃん(1才)の 声を聞いていた


隣人たちは、 このような むごい事件が 二度と起きないように、


亡くなった子供たちの 名前をとって名付けた “ 櫻 楓 会 ”という


会をつくり、 定期的に集会を 行っているとのこと。



私たちが 今できることは、 この事件を 風化させることなく、 


同じような事件が 二度と起きない 社会をつくることです。


それが、 亡くなった2人に対してできる せめてもの償いです。




皆さんは  どうお考えになりますか。