今、 日本のマスコミ・TVが一斉に報じている 松平健さんの奥様、松本友里


さんが自宅で首を吊って 自殺された事件。


どこのコメンテーターも、 彼がこの深い悲しみに、 いかに耐え、


気丈にも 舞台を立派に 続けている姿を伝えております。


奥様を亡くされても 舞台を遂行し、 笑顔で〝マツケン・サンバ〟を踊っている


松平さんに人々は感動し、 涙し、 コメンテーターも彼を褒め称えていますが、


私は何故か 素直にそう思えないところがあるのです。





このニュースを初めて知ったとき、 真っ先に私の頭をよぎったのは、


「もしかしたら〝愛〟がなかったのでは?」 でした。


お二人の間に深い愛があり、 強い信頼関係があったのなら、 こんな悲しい


結果にならなかったのでは、 と。



4才の愛児をおいて自殺をするなんて、 彼女は恐らく 母の気持ちを


失ってしまったのか、 取り戻せない位、 追い詰められていたのかも


知れません。 普通、 母親は幼児を残して 自ら先に死ぬことなんて、


死ぬに死に切れないものです。 


私は 松平健さんと、 奥様の松本友里さんには、 面識もございませんので、


これは全くの私の想像ですが、 松本友里さんは、 大スター松平さんの犠牲


になったのではないでしょうか? 


舞台や撮影、 仕事と過ごす時間の多い夫。 つまり夫をひたすら待つ


妻と子供がいる筈の温かい「家庭」に、 彼は住んでいなかったのかも。


きけば彼は、 女性にはあまり関心がないというお話。


彼にとって 女性と一緒に住むことすら 苦痛だったのかもしれません。


松本友里さんが、 大地真央さんのように強い意志の持ち主で、 自分で


決断・実行でき、 自分の才気をいくらでも伸ばせる人だったら、 


さっさと離婚して 新たな人生を切り開くことも出来たのでしょう。


松本友里さんは、対照的に 見るからに弱々しそう。 こんな彼女には、


頼れる夫の 温かい愛で包みこむようなぬくもりが、 必要だったはず。


話し合うことも出来ず、 相談相手も居ず、 心情を吐露する相手も無く、


たった一人の母だけが、 彼女の相談相手であり、 依存できる随一の人


だったのでしょう。 その母に逝かれてしまい、 彼女は殆ど家に居ない夫に、


冷たさを感じ、 捨てられているのかと迷い、 途方にくれ、 4才の男の子と


残され 彼女の心は可哀相に、 さまよい続け鬱になってしまったのでしょうか。


いつも一人取り残され、 不安で気が狂いそうになっていたのでは。


そして絶望に押しつぶされてしまったのかもしれません。




大スターの夫は、 自分の世界を持ち、 堂々と振舞い、 常に人に囲まれ、 


舞台に 撮影、仕事で忙しいという口述のもと、 恐らく彼女や子供のことなぞ、 


微塵も気にかけてはいなかったのでは?と思ってしまうのは 酷でしょうか。


一人でさまよい、 すっかり自信喪失、 生きていくことすら辛くなってしまった


彼女は、 幼い我が子が 母なしでどうやって生きていくのか?ということすら 


考えられなくなってしまったのであろうか。 


これは松平健さんへの あたかも復讐のようにも思えてしまいます。 


もっとうがったことを考えれば、 松本友里との結婚自身、 大地真央さんとの


離婚により 人々に騒がれないよう 体面を保つための、 


「当て付け」 婚だったのでは。




昨晩、 私は某レストランにてお食事をしておりましたが、 そこへ芸能界の


大御所が入ってらっしゃって、 松平健さんの話におよびました。 その方も全く


同じことをおっしゃっておりました。 つまり、 私の想像は まさに的中したかの


ようでした。 松平さんは彼女のことを 「パニック障害、不眠症、うつ状態を


引き起こし、 この3年はいろいろな病院にもかかりましたが、 結局、 心通じ


合う医師とはめぐり合うことができませんでした。」 と発表されてますが、


彼女が最も必要としていたのは、 何よりも〝夫の愛〟であった筈。


深く優しい愛に包まれ、 夫の側にいたら 安心と安諸が得られ、 


声をあげて笑える家庭があったら、 そして夫の強い支えがあれば、 


救われたのではないでしょうか?


何か 愛のひとかけらさえなかったのでは?と感じてしまうのは 何故でしょう。



私は 残された4才のお子さんが、 不憫でなりません。