日蓮宗の堀の内 妙法寺にて、 「お会式」 がございました。
日蓮聖人 の御命日の１０月１３日を中心に営まれる 「報恩」「感謝」の
法会のことです。
御題目」や 一天四海・皆帰妙法などの文字が書かれたり、
日蓮聖人の一代絵図などが 描かれた会式花で 飾られた華やかな
「万灯」を中心に行列をくんで、 纒を振り、 太鼓・鉦・笛ではやしながら
練り歩きお参りします。
ちなみに、 私の家は、 法然聖人をいただく「浄土宗」で お寺は赤坂にあり、
ご住職は、 阿川正貫大僧都です。 徳川家の 芝の増上寺も浄土宗です。
京都は 「知恩院」です。
阿川大僧都のお父上は、 大本山善導寺の阿川文正法主でいらっしゃいます。
また私は 毎年 ホテル・ニューオータニで行われる お正月の「お払い」は、
空海聖人をいただく 高野山真言宗の最福寺の池口恵観法主のもとに
まいります。
今回は、 日ごろからお付き合いのある、 「宗延寺」 のご住職、
嶋田 教要大阿闍梨のお声がありましたので、 日本文化・伝統を勉強する
ことが大好きな フランス人のローラさんを誘っていってきました。
ご住職は、 真冬に 一日３時間おきに冷水をかぶる1,000日の大荒行を
５回もなさった方でいらっしゃいます。 まずは、 そのご住職の「法要」です。
私は 幼い頃、 プロテスタントの日曜学校に行き、 中学に入ってからは
カソリック教会に通い、 毎日「公教要理」を習いました。
そして、 インドネシアに渡ってから モスラムとなり、 メッカに巡礼にいき、
「ハジャ」 となりました。 私のインドネシアのＩＤカードの宗教の欄には、
〝イスラム〟と書いてあります。
しかし 私は、 「超教派」です。 騎士道精神を大切にしております。
地球上に 人類はひとつ。 人種、国境、 言語、 宗教、 歴史を超えて
民族が許しあい、 慈愛の心を通して 平和を築き、 共存共栄、
世界が繁栄できれば と願う次第です。
「法要」 お檀家の人々
宗延寺は 大正天皇がお生まれになった所としても 有名な歴史的な所です。
大正天皇の母君は 柳原 愛子(やなぎわら なるこ)、 二位の局つぼねです。
模型と見間違うほどの、 きれいなお野菜ですね。
美しい菩薩様が並んでいます。
天井から下がっている飾りは、 何と一枚の白い和紙で
作られています。 毎年年末に入れ替えるのだそうです。
大変ですね。
こちらが 「万灯」という手作りの桜の花に見立てた、 飾りです。
この世の暗闇を無くし、 幸せの光を注いでいくために身を献げた
日蓮聖人の願いが、 この桜花に込められているようです。
他のチームの「万灯」です。 カラフルですね。
皆さん、 待機場所で、 出発を待ちます。
私たちの 「宗延寺」の半纏は、〝下り藤〟です。 綺麗な 紋 ですね。
重い「万灯」を持ち、 練り歩く 強靭な男性たち。
さあ、 「おねり」が始まりました。
鐘や笛に合わせて 太鼓を叩いて歩きます。
太鼓を叩いていると、 心がとってもスカーーーっとします。
ローラさん、 オフィスの元社員 野口さんと。
「妙法寺」の前の広場に到着しました。
「万灯」がさし出されます。
お花が飾られた本堂の美しさに、 外国人のローラさんは、 興奮気味でした。
本山妙法寺貫首 嶋田日新猊下、 嶋田教要ご住職のお父上です。
大音響の中でのお経。
皆さん 心の洗礼を受けたような心地でした。
宗延寺の皆様とご一緒に記念写真。
