第８２回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を７日（日本時間８日）
受賞した米映画 「ザ ・ コーヴ」。 撮影の際にイルカ漁を隠し撮りされた
古式捕鯨発祥の地、和歌山県太地町 では「だまされた、怒りを覚える」
といった反発の声が上がったそう。
日本の美しい小さな港町が、 いま世界で話題となっております。
たしかに、 ブルーの入江が真っ赤に染まり、血が一面に広がる映画の
ワンシーンを見させられたら、 衝撃が大きいのも やむを得ないのかも
しれません。
これがアカデミー賞の授賞式ニュースを通して世界中に流れ、
あまりの無残さに、日本人は身を縮めなければなりません。
多くの外国人は「野蛮」、「残酷」 どと言い、日本を攻撃しますが、
アメリカ人は牛 ・ 豚 ・ 鶏の屠殺には目をつぶっています。
イギリスではキツネ狩、スペインでは闘牛が、フランスでは野鴨、雉、猪狩等
同じく伝統的に行なわれています。
公平に考えて見ましょう。
それなのに、 イルカとクジラのことだけ騒ぐのはおかしいのでは。
だからといって、 無下に野蛮扱いするのは一方的ではないでしょうか。
イルカがキュートで知能も高い動物で子供に愛されているから、
殺すのは可哀想なんて、 牛も豚も鶏もとっても愛すべき動物ですよね！？
黒マグロの件もそうですが、 今日１７日からカタールの首都、 ドーハで
大西洋・地中海産黒マグロの国際業取引が全面禁止にされるかが、
焦点になっています。
ワシントン条約国際会議が開かれているのです。
これはクロマグロを漁獲してはいない 地中海の小国モナコが
環境団体と提携し、 昨年７月、大西洋 ・ 地中海産のクロマグロは
乱獲のため、 絶滅の恐れが強いとして 国際商業取引を全面禁止する
同条約付属書１への掲載を提案しました。 欧米諸国などが禁輸案を支持し、
日本は大変苦しい立場に追い込まれています。
オバマ米政権で漁業問題を扱う米海洋大気局(NOAA)の
ジェーン・ルブチェンコ局長は、 漁業資源保護に熱心な海洋生態学者で、
３日、 モナコ提案を支持すると表明。
この会議の日本の代表、 水産省の方にお伝えしたい。
私はニューヨーク、ロスアンジェルス、シカゴ、パリ、ロンドン、ローマ 他、
世界中の大都市の殆どのレストランが、大分昔から全てのメニューに
ツナ(マグロ) ・ステーキ、 ツナ・タァタァ、ツナ・カルパッチョ、 ツナ・サラダ等
出ており、 ツナ・ステーキに至っては、３ｃｍ～４．５ｃｍの厚さ、日本の
ハンバーガーの二倍の大きさです。 ツナ･タァタァも山盛りですし、
ツナ・カルバッチョも大皿にいっぱい広がり、 ツナ・サラダも大きいぶつ切りが
沢山入っています。
世界的な健康趣向も手伝い、 お肉よりお魚 (マグロ) をいただく人が多く
その量たるや 日本の寿司店でいただく 「トロ・赤身」の比ではありません。
何よりも、そのいただくマグロの量は 日本人のお腹と 欧米人のお腹とを
比較したら、もしかしたら彼らのほうが余程多く マグロを収穫し食べている
のではないかと、思ってしまいます。
時々ムシャムシャ大きな厚いツナ (マグロ) ステーキを食べている外国人を
みて、こんなにマグロを毎日食したら、 マグロが少なくなってしまうのでは
ないかと、心配したほどでした。
鯨のことは、 本当にそんなに鯨の生態が日本のために脅かされているのなら
日本も量を減らすべきだと思います。 状況によっては、くじらに変わる何かを
選択することは、出来ないのではないでしょうか。
鯨をいただかない私にとっては、 どうしても鯨でなければならない事はないので。
それより、 ロシアの使用されていない広大な土地を、 韓国や中国が何十年も、
の契約で借り (しかも安く) 自国の国民の食物を生産しているとか。
日本はここでもたち遅れているのですね。
今頃やっと日本の商社が働き始めたようですが、 肥大な良いところは皆もう
すでに取られてしまっているのでは。
やはり中国や他の外国から輸入するより安全性からいって、 ロシアの広大な
農場を利用して、日本の会社が日本のテクノロジーで自然生産、品質管理
をしたものを、 日本に直送し、日本人の口に入れることが一番食の安全が
得られ、 理想的でしょう。
小麦・とうもろこし・米・じゃがいも・もやし・ほうれん草・にんじん・・・etc.etc.
そうしたら家庭の主婦も安いからといって袋の後ろを見て、 中国産と書いて
あるものを下げなくてもすみます。
何より日本が１０兆円以上のお金を落としている中国から、 これ以上日本が
食料の輸入を続け、お金儲けをさせたくないし、 その上、靖国神社参拝に
ついて とやかく言われたくない。
皆さん、 どう思われますか？
P.S.
18日深夜に、ワシントン条約締約国会議で、クロマグロ禁輸案が否決されました。
反対票が６８、賛成票の20を大きく上回り、棄権は30でした。
ただし、油断は許されません。
まだこの問題は、大西洋まぐろ類保存国際委員会（ＩＣＣＡＴ）の判断に持ち越される
ことになったからです。