「愛犬を保健所に 処分された恨み」から、 厚生省元事務次官らを






次々に襲った 小泉 毅被告の 初公判が26日午後1時過ぎ、 






さいたま地裁で始まった。






小泉被告は 公判で起訴内容を すべて認めた。






主な争点は、 犯行後に使った刃物を車に乗せ、 警視庁に自ら出頭した 






被告の自首を、 どう評価するかなどに 絞られているそうです。






しかし、 被告は殺人罪については 無罪を主張。 






自分は人を殺したのではない、 人の心に住む 「マモノ」 を殺したのだ






と言っている。






「子供のころに飼い犬を 保健所に処分されたあだ討ち」とする 






この殺人事件、 犯行動機には 依然不可解さが残っています。 






そもそも、「愛犬処分」を実施した保健所は、厚生省(当時)の所管ではない事






厚生次官への恨みが、 単に思いこみと勘違いと分かった今、 小泉被告は






事件について どのように言うのでしょうか。






以下は被告が 初公判が終了した 26日午後に 弁護士を通じて






報道陣に配布した メッセージの全文です。












「私の事件の記事を起訴後、 初めて読んで ガク然とした。






それは、 記事の内容の半分は デマ(うそ)だったからだ。






私が供述(話)していない事が多数、 本人供述として記事になっている。 






警察がここまで悪意のあるデマを マスコミに流すとは想像していなかった。






その中でも一番許せなかった事は、 次の通りである。






私の供述によると、 チロが保健所で虐殺されたのは、 父親が保健所に






処分を依頼した為と書いてあるが、 これは全くのデマである。






チロは妹が散歩中に 犬捕り(野犬狩り)に捕られたのだ!






それで俺と親父は直に 保健所へチロを迎えに行った。






保健所には女の事ム員がいて、 にこやかな顔で “柳井で捕まえた犬は






岩国へ連れて行くから ここにはいない。 犬は1週間は殺さない。






今日は金曜日なので、 月曜日に岩国へ迎えに行くように” と言った。






それで、親父が、多分、月曜日に岩国へ迎えに行ったが、 チロは既に






虐殺されていたのだ!






(以下文字が大きくなる)






チロは首輪をしていたんだぞ!!! しかも、狂犬病の予防注射をした証の






プレートなどを首輪に付けていたのに! なぜ、犬捕りはチロを捕まえた!






なぜ、保健所は予防接種をした チロを殺した! 絶対に許さない!!!






俺は厚生省(厚労省)の官僚どもを 死んでも絶対に許さん!!!






死して屍が朽ち果てようとも 絶対に許さん!!!






最後に、チロは茶色い犬ではない!真っ白い犬だ!!!






2009年11月25日  小泉毅」












人を殺したら 当然殺人罪に問われる。






「年間50万頭の 犬を殺しても 罪にならないのか?」と そんな犯人の






声が聞こえてくるようだ。






器物損壊などという事ではなく、 この事件で全ての動物を正しく守る






規則やブリーダー及び 動物・ペットを飼う人の 責任の規定などが






日本にも早く出来ることを 願ってやまない。






それにしても何の罪も無い 元事務次官ご夫妻の死と 元次官夫人の






重傷、 何ともやり切れぬ 重い気持ちで 胸が塞がれる思いです。






それこそ ひとりよがりの勘違い男、 こういう犯人の罪を 裁判所は






どう裁くのであろう。






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