日本航空の 西松遥社長は 去る９月２４日午後 開かれた 前原国土交通相
との会談で、改正産業活力再生特別措置法（産業再生法）の 適用を要請
したとのこと。
しかし、前原国交相は すんなりと首を縦には振らず、またJAL再建のため、
自公政権下で 国交省が設置した 有識者会議について 白紙に戻すと表明。
JALは今春、金融機関に対して 年末までに ２０００億円の融資を 求めて
いたが、金融機関側はこれを拒否。
JALは ９９０億円の大幅な 赤字を抱え、現状では 年末までに２０００～２５００
億円の資金を必要としており、際限のない追加融資に 消極的な銀行団側
とのはざまで 民主新政権の 政治判断が 問われているそうです。
私達一般人には 何故 ここまで悪化するまで 対処しなかったのか 不思議
でなりません。
JAL イコール 「親方日の丸」 依存で 「なんとかなる、なんとかなる」で
ここまで来てしまった のでしょうか？
何か 政官財の癒着、長きに渡った 自民党のマイナス遺産の典型に見えます。
それにしても 私は ず～っと前から JALのことを 不思議に 思っている
ことがありました。
それは、お手洗いに入ると、資生堂の ローションと乳液が 置いてあるの
ですが、それがいつも新品なのです。
減っていたことが一度もないのです。 いつも新品。 成田を出るときも新品。
パリ、ニューヨーク、ロンドンから 乗る時も新品。
いくらなんでも 乗客がちょっと 使っただけで、新品に換えるなんて 何という
贅沢！
何と無駄なことか！
それが何十年も続いていたのです。
私は JALと 資生堂の”お偉いさん方”が、特殊な関係に あったのでは
ないかと ず～っと疑ってきました。
いくらなんでも、あの小さい口に 充填補充していたとはいえない筈。
十分の一位 使われた化粧品は どうしていたのでしょう？
フライト・アテンダントが いただいていたのでしょうか？
お食事は ANAのそれより おいしくないのは、当然 JALの子会社である
「弁慶グループ」が独占でお仕事をいただいているのでしょうか。
「弁慶」には天下りが 相当入っているという噂です。
とにかく、成田の空港には 何することもなく、バッジをつけて、お偉いさん方
のために 右往左往している 用無しの天下りさんが 沢山いる ということです。
そのうえ、グランドの人間たちの 横柄な態度！
どちらが お客様だか わからない位 威張っているという話を よく聞きます。
何よりも 借金の多くは ボーイング747（ジャンボ）を 無謀にも５１機も購入
その支払いにも 追われているのでは ないでしょうか。
ANAは１４機のみで、年間７５億の 営業利益を 上げているというのに。
JALは ５０８億の赤字とは 情けない
自民党時代の 国土交通省と 地方の政治家が 何百億円とかけて作った
不必要な飛行場に JALが 義務として 運行させられていた というような
言い訳もありますけれど、あまりにずさんなJALの体質、６８００人の社員の
首が飛ぶそうですが、なんとも 救われない気持ち になります。
JALのパイロットの方が、「大切な人の命を 預かっている」 という
崇高な気概だけで、働いている とおっしゃっていました。
JALのスチュワーデスの方たちは 本当に よく気がつくし、親切。
それに、社員の方の中には 本当に JALに プライドを持ち、愛社精神で
一生懸命働いている方が いっぱいいるのに、上層部の無責任な経営で
何千人という社員を不安にしている罪は どのように 償う気なのでしょうか？
皆さんは この問題を どのように お思いになりますか？