忙しくてブログを書けないでいる間に、とんでもない事件がございました。


中川昭一前財務相兼金融担当相が、ローマでの
先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)終了後に、
泥酔した状態で出席した記者会見の様子が世界中に配信された。
その泥酔ぶりに批判が集まり、ついには辞任に追い込まれる。


国際会議という大変な職務の間に自己の酒量のキャパシティを忘れて
飲んでしまうなんて呆れる。
白川方明日銀総裁、玉木林太郎国際局長、財務官僚、在日本大使など、
総勢10名以上もの人間がいたのにそこまで飲ませてしまった
この人達の責任でもあるのではないでしょう。
また、なぜ泥酔し、ロレツの回らない大臣を記者会見に臨ませたのか。
急な体調不調でもうったえて会見を中止することもできた筈。


日頃から次々と代わる大臣など小馬鹿にしているような官僚達が、
こうなることをわかっていて仕組んだのではと疑いたくなってしまう。
昼食会を抜け出して、同行記者と一緒に赤ワインを
堪能していたそうだが、バカンスでないのだから、
自粛するということはできなかったのか?


アメリカの政治家にはそうそうたるブレインがついている。
日本の政治家にも公式秘書もいれば、意見を言える人もついていた筈。
その人達は何も言わなかったのか?
こういう時こそ、彼らが止めるべきであったのではないか。


中川氏がご自宅の玄関で奥様から掛けられた
「頑張れ、日本一」の掛け声がむなしく聞こえる。


日本テレビが13~15日に行った世論調査では、
麻生内閣の支持率は9.7%と、1ケタ台にまで落ち込んだそうだ。
政権交代がささやかれる今、追い討ちをかけるが如くの、この間の悪さ。