6月27日水戸地裁土浦支部の伊藤茂夫裁判長は、
両親と姉の3人を殺し殺人罪に問われていた
男性被告(31)に対し、当時心神喪失6だったとして
無罪を言い渡しました。


これは驚きです。


近頃、残忍な殺人をおこしたにも関わらず、
精神鑑定というものが行われ、
心神喪失という理由で責任能力がないとの事で
無罪になる風潮がありますが、これはどうかと思います。


昔でしたら、家族を殺害する事は尊属殺人であり、
他人を殺すより罪が重たかった。
ダガーナイフで力いっぱい人を突き刺したり、
金属バッドでめった打ちしたり、
スタンガンで電流を流したり、
首を絞めたり等、殺人を犯す人は、
その時は誰でも尋常な精神じゃないに決まっております。


責任能力があるないに関わらず、
罪を犯した事に罰は当然です。
良い事を行なった人は褒めたたえ、
悪行を行った人には相応の罰を与えるべき。


検察側は、彼が父と口論になった後、
包丁と金づちを購入していることから、
動機や計画性があると主張。

弁護側は統合失調症で妄想に支配されていたと、無罪を主張していた。
伊藤茂男裁判長はおかしい。
これでは殺人者は罪を逃れる為に妄想があったとか、
嘘をついていくらでも死刑を逃れる事が出来てしまうではありませんか。
日本はあまりに生命を軽視し過ぎています。
これがアメリカでしたら、死刑ないしは禁固150年くらいの
罪になっている事でしょう。


日本では加害者(殺人者)の人権を尊重し、被害者の人権は無視されがち。
8年前日本に来て、カルチャーショックを大変受けましたが、
人命軽視もその一つです。


無罪となった彼が、その後社会に出て
どのような人生を送るのでしょうか…