「八月の御所グラウンド」

直木賞の作品です。

芥川賞や直木賞にノミネートされる作品は、にわか本好きには難しかったりするのですが、この作品は、情景が浮かび、読みやすかったです。

二つのストーリーが描かれています。

一つは、高校生の駅伝。スピード感もあり、青春真っ只中。読んでいて、気持ちが良かったです。

もう一つは、草野球。草野球を軸に、京都の歴史ある街ならではの素敵な語り。夢もあり、希望もある、素敵な話でした。

受賞されることに、納得。そして、京大出身の作家さんということで、京都愛も伝わってきました。良い本に出会えました。