わずかな生活費をオシャレに使い込むわ、金を取り上げれば今度は勝手にカードを作ってお買い物しまくるわでもう大変。
榮倉さんは、大学進学のためにせっせとバイトして貯めたお金をローンの返済にあてるハメになったり、軽蔑する父親の元に「助けてください」などとヘラヘラ頭を下げに行かされたりと、相変わらずの報われない日々。
しかし、この家族は、よくいままで普通の家族として暮らしてこれましたよね。
こんなにも見事に、一瞬で愛情のカケラもなくなってしまう父親の冷血さに、怒りよりも尊敬の念すら覚えてしまいます。
どうすりゃ、自分の娘にあそこまで酷い仕打ちができるんでしょうか。

↑もはや疫病神以外の何者でもない、
お買い物中毒なお母様
そんな榮倉さんもブチ切れて、ライターオイルをかたっぱしから買い込むわけですが、その苦し紛れの愚行が、親友である窪田正孝くんの人生をも狂わせてしまうわけです。
いや、それだけじゃなくて、心優しい駐在の三浦友和さんの人生も変えてしまう結果になるという切なすぎる展開。
窪田くんの旅館が燃え、誰も死なないまでも多くの大切なモノがそこで失われます。
そして現代、出所した小出恵介くん、海外から戻ってきた賀来賢人くん(あにやん)に接触する三浦友和さん。
それぞれの心の奥に、呪いのように居座る「Nのために」という言葉の意味は一体なんなんだろう。
予測不能でミステリアスな展開が心地よいです。
次回は、殺人事件の発端となる主要人物たちの出会いが描かれそうで楽しみ。
また感想書きます。