『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~』第一話の感想 | デヴォンズゲート

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映画をとことん冷めた目で見る男「デヴォン山岡」による、
独自の視点による映画感想文。

まだ1話ですが、もう今世紀最高に面白かったです。

日本のテレビドラマの概念がひっくり返るくらい、信じられない映像の連発で、ここまで挑発的で野心的な作品がゴールデンタイムにオンエアされているという状況そのものがスリリングでした。

TBSとWOWOWの共同制作という部分が、この圧倒的スケール感を醸しだしているのかもしれません。

とにかく完全に「映画」になっており、さらにここ最近公開されているテレビ局が制作した邦画なんかが太刀打ちできないほどハイレベルかつハイセンスだと思いました。

オープニングからもう容赦なく凄い事が起こります。

東京の繁華街で爆発テロが起きて、その惨状がとても丁寧なショック演出で描かれます。

作品の本気度を測定するうえで最も見るべきは、セットやCGの作り込みなどではなく、劇中流される「血の色」だと思います。

どんなにリアル路線な作風でも、血の色がやけに鮮やかだったりしたら、とたんに作り物めいてしまいますが、本作の大惨事に流れた血や炎は紛れも無く本物でした(←本物に見えたってこと)

さらに、そんな阿鼻叫喚のカオスな惨劇の現場にて、ゲスト出演なのか知らんが染谷将太くんが例の過剰極まりない演技であたふたしたりしてて、もうのっけから目が離せないわけです。

つまりオープニングから「こりゃ本気だな」と視聴者に知らしめたわけで、こんなものを見せられたら、我々としても襟を正して鑑賞せざるを得ないのであります。

キャストの演技も素晴らしかったです。

主演の西島秀俊さんは、もはや神経衰弱ギリギリというか、もちろんギリギリダメなほうという意味の「ギリギリ」です。

昔からそうですが、西島さんから漂う「絶望感」って一体なんなんでしょうか?
その思いつめたような感じが、彼の魅力であることは間違いないのですが。

西島さんだけでなく、主要キャスト全員がもう完全に精神病というか、とにかくみなさん冒頭から派手に追い詰められているので、その緊張感とテンションがハンパないです。

で、所々ですいぶんと細かい演出するなーなんて思っていたんですが、あとからエンドロールを見たら監督が羽住英一郎さんでした。

これはもう、100%観ないとダメなドラマですね。つづきが楽しみで生きる希望が出ました。

また感想書きます。