本当の美しさは、不完全を心の中で完成させた人だけが見出すことができる。
The real beauty can be found by those who have completed the imperfection in the spirit.
岡倉 天心(おかくら てんしん)
文久2年(1863年) - 大正2年(1913年)
日本の思想家、文人
ある時、この言葉を見つけました。
出典と意味について説明している記事がありました。
岡倉天心(1863年〜1913年)が、日本や東洋の文化を欧米人に伝えるために英語で書いた本が1906年に出版された『The Book of tea(茶の本)』です。
日本人の美意識について書かれた本書の導入部分は、日本や東洋の文化に対する欧米人の認識が間違っていたと岡倉氏は指摘しています。
タイトルは『茶の本』ですが、単に茶に関することだけではなく、茶道、禅、道教などの思想を通して、芸術について論じられています。
~中略~
「真の美はただ「不完全」を心の中に完成する人によってのみ見いだされる」という記述は、深く考えされられるものがあります。
自分の手を離れるときは、「不完全な状態のもの」であっても、受け手に渡ったときに初めて「完全な状態になるもの」になるよう設計する。
岡倉天心が語っていることを理解するのは非常に難しいですが、本書を読むと茶道をたしなんでいた人々の美的感覚を感じることができます。
本は読んでいません。
どっかでこの本を見つけたら、手に取ってパラ見することはあるかもしれません。
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