アダムは楽園で1人。
動物たちの世話をしていました。
神様から頂いたお仕事です。
動物たちは番い(つがい:雄と雌の一組み)です。
アダムは独りです。
アダムは悲しみを覚えました。
だから神様は、イブを生み出そうと提案します。
アダムの肋骨を要いることで、2人はずっと一緒だと。
アダムは乗り気だったのでしょうか?
なんでもいいと自暴自棄だったのでしょうか?
貴方はうれしかったのではないでしょうか。
貴方の苦しみが、こんなに愛らしい形を模して。
悲しみから生まれた、アダムの最初の恋。
最後の恋で構わない。
イブは「楽園が地獄である」と言う証明です。
アダムが寂しくなければ生まれていません。
楽園で生まれた苦しみそのもの。
イブは独りです。
アダムは動物の世話に出かけます。
イブはアダムだけいればいいのです。
イブにはアダムしかいないのです。
私は貴方だけいればそれでいいのです。
貴方が、私だけを見ていて下されば。
イブがアダムを愛し貫く。
そこに生まれたのは愛憎です。
そこを誰が『楽園』と呼ぶことにしたのでしょうか?
苦しみが無く、楽しさに満ちた場所
パラダイス
幸福のみが存在する場所
楽園にいたアダムが寂しかったから生まれたイブが、楽園が幸福な場所であると言うと思いましたか?
アダムを愛するイブの中にあるのは悲しみと憎しみです。
だからこそ、アダムのたった1人でいられるのです。
アダムはイブが生まれた時点で、イブと共にいると決めたのです。
だからこそ、アダムのたった1人でいられるのです。
アダムはイブが生まれた時点で、イブと共にいると決めたのです。
アダムはイブの願いをなんでも叶えたかったのです。
だから蛇を遣わしました。
だから蛇を遣わしました。
だから知恵の実を食べたのです。
そして2人で堕ちたのです。
アダムは恋を持って、イブの愛を知るのです。
イブは愛を持って、アダムの恋を知るのです。***