衝撃はロンシャンの上空へと消えた。
ぼくの中での最強は
ぶっちぎりでテイエムオペラオー。
シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト
これらの馬の共通項は
先天的に能力が違う。特にスピード。
直線半ばで先頭に立つと、後は一人旅という勝ち方が多い。
それに対して
テイエムオペラオーはどうか?
先の述べた馬たちと違って、何気に
クビ差、アタマ差、ハナ差で確実に勝つところだ。
特に4歳のときの有馬記念はしびれまくった。
不利を受けて想定外の後方から
4コーナーで馬群の中を突っ込んで残り50で
抜け出して勝った。
桁外れの勝負根性である。
視界に入る馬には絶対に負けない。
オペラオーの底チカラ。
死ぬほどかっこよかった。
並ばれると絶対に負けない。
周りの騎手はオペラオーのこの特性を
見抜いたのだ。
オペラオーが5歳のときの
天皇賞秋、ジャパンカップ。
それぞれの勝ち馬(アグネスデジタル、ジャングルポケット)は
オペラオーと馬体を合わせたら絶対勝てないと思い、
四位と角田は大外一気に賭けた。
つまり、オペラオーの視界から消えればいい。
そう考えたのだ。
オペラオーはその二つのレースで2着だった。
4歳時の
天皇賞(春)→宝塚記念→天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念
→天皇賞(春)まですべて勝った。
速いという印象は全くない。
強いという印象しかない。