『東京ゴッドファーザーズ』
監督:今敏
声:江守徹
梅垣義明
岡本綾
東京・新宿の夜はクリスマスで賑わっていた。
その片隅でひっそり暮らしていたホームレス、自称:元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん、そして家出少女のミユキ。
三人は、それぞれ誰にも言えない事情を抱えて、今の境遇に落ち着いていた。
ハナちゃんがミユキに、”世界名作全集”をプレゼントしてあげるということで向かったゴミ捨て場。
そこで三人は、その場所に似つかわしくない泣き声を耳にする。
恐る恐るその声の元に近付くと、それはまだ生まれて間もない赤ちゃんだった。
すぐに警察へ届けようと言うギンちゃんとミユキ。
しかし、ずっと子供を欲しがっていたハナちゃんは、
「この子は神様がくれたプレゼント。私たちの子供よ!」
勝手に“清子”という名前を赤ちゃんに付けてしまう。
赤ちゃんの親の手掛かりは、スナックの名刺と数枚の写真だけ。
結局、ハナちゃんに押し切られる形で3人は雪の中、清子の親探しの旅に出発するが・・・
酔っぱらいで汚いヒゲのオッサン(江守徹)
年増でブサイクなオカマ(梅垣義明)
クソ生意気な家出娘(岡本綾)
という、およそアニメファンは見向きもしないキャラクターと声優陣。
クリスマスイブの夜から物語が始まるけれど、ホームレスたちの行動範囲は基本的にブルーとグレーの世界。
実写だったら、たぶん観ないな。
絶対地味だし。
そんなアホな・・・というような出来事が次々と起こる。
”事件”も起これば、”奇跡”も起こる。
まるでドミノ倒し!
都合の良すぎる展開だろってツッコミそうになるけど、シラけずにそれを笑って楽しめるのは、この可愛くないキャラクターのおかげ。
イイじゃん、たまには幸せな物語を見たって。
何も考えないで楽しめる背景には、完成度の高さとバランス感覚の良さ、しっかりと練られた脚本が支えてる。
音楽担当がムーンライダーズの鈴木慶一ってところがまたシブい。
そうそう、梅ちゃんの十八番、”ろくでなし”も劇中歌として聞けるサービスもある。
ここ何年か、毎年お正月に鑑賞するのが恒例になってる作品。
年の初めにはやっぱり、楽しくて、幸せになって、ほどほどの短さの作品ってのがイイ。
東京が舞台なので、全然わからないけどロケは相当頑張ってるっぽい。
世の中はジブリ、ディズニー、ピクサーのアニメがほとんどだけど、第四の勢力になるかも知れなかった今敏監督。
残念ながら若くして急逝してしまった。
ダーレン・アロノフスキー監督などは彼の大ファンで、『ブラック・スワン』や、『レクイエム・フォー・ドリーム』でもオマージュ(というかソックリ)の演出を見せている。
美術はリアル、設定もリアル、なのに物語はファンタジー。
大人も子供も、家族もカップルも、みんなで楽しめる素晴らしい作品。
アニメファンの方々には残念ながら楽しめなさそうだけど。
声:江守徹
梅垣義明
岡本綾
東京・新宿の夜はクリスマスで賑わっていた。
その片隅でひっそり暮らしていたホームレス、自称:元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん、そして家出少女のミユキ。
三人は、それぞれ誰にも言えない事情を抱えて、今の境遇に落ち着いていた。
ハナちゃんがミユキに、”世界名作全集”をプレゼントしてあげるということで向かったゴミ捨て場。
そこで三人は、その場所に似つかわしくない泣き声を耳にする。
恐る恐るその声の元に近付くと、それはまだ生まれて間もない赤ちゃんだった。
すぐに警察へ届けようと言うギンちゃんとミユキ。
しかし、ずっと子供を欲しがっていたハナちゃんは、
「この子は神様がくれたプレゼント。私たちの子供よ!」
勝手に“清子”という名前を赤ちゃんに付けてしまう。
赤ちゃんの親の手掛かりは、スナックの名刺と数枚の写真だけ。
結局、ハナちゃんに押し切られる形で3人は雪の中、清子の親探しの旅に出発するが・・・
酔っぱらいで汚いヒゲのオッサン(江守徹)
年増でブサイクなオカマ(梅垣義明)
クソ生意気な家出娘(岡本綾)
という、およそアニメファンは見向きもしないキャラクターと声優陣。
クリスマスイブの夜から物語が始まるけれど、ホームレスたちの行動範囲は基本的にブルーとグレーの世界。
実写だったら、たぶん観ないな。
絶対地味だし。
そんなアホな・・・というような出来事が次々と起こる。
”事件”も起これば、”奇跡”も起こる。
まるでドミノ倒し!
都合の良すぎる展開だろってツッコミそうになるけど、シラけずにそれを笑って楽しめるのは、この可愛くないキャラクターのおかげ。
イイじゃん、たまには幸せな物語を見たって。
何も考えないで楽しめる背景には、完成度の高さとバランス感覚の良さ、しっかりと練られた脚本が支えてる。
音楽担当がムーンライダーズの鈴木慶一ってところがまたシブい。
そうそう、梅ちゃんの十八番、”ろくでなし”も劇中歌として聞けるサービスもある。
ここ何年か、毎年お正月に鑑賞するのが恒例になってる作品。
年の初めにはやっぱり、楽しくて、幸せになって、ほどほどの短さの作品ってのがイイ。
東京が舞台なので、全然わからないけどロケは相当頑張ってるっぽい。
世の中はジブリ、ディズニー、ピクサーのアニメがほとんどだけど、第四の勢力になるかも知れなかった今敏監督。
残念ながら若くして急逝してしまった。
ダーレン・アロノフスキー監督などは彼の大ファンで、『ブラック・スワン』や、『レクイエム・フォー・ドリーム』でもオマージュ(というかソックリ)の演出を見せている。
美術はリアル、設定もリアル、なのに物語はファンタジー。
大人も子供も、家族もカップルも、みんなで楽しめる素晴らしい作品。
アニメファンの方々には残念ながら楽しめなさそうだけど。




