『SUPER 8』 | 葛城の迷宮

『SUPER 8』

1979年のオハイオ州。世間はちょうどスリーマイル島の原発事故で大騒ぎしていた頃。
14歳のジョー・ラムは、工場の事故で母親を亡くす。

それから4カ月後、親友のチャールズに手先の器用さを見込まれたジョーは、自主製作映画の特殊メイクを担当していた。
ある日ジョーはチャールズから、同じ学校で長身で美人のアリス・デイナードを撮影中のゾンビ映画のヒロインとして誘うことに成功したという話を聞く。

その夜、ジョーたちを含む六人は、スーパー8mmカメラを持って郊外の駅のホームで撮影をしていた。
リハーサルを行った時、そこにいた全員がアリスの演技の上手さに目を丸くして驚く。
ちょうどその時、駅に向かって通過列車が走ってくる。
「クオリティが上がるぞ!!」そう言ってチャールズは撮影を開始した。
通過する列車の脇で演技を始めるアリスたち・・・

その時ジョーは、列車の先頭に突っ込んでいくトラックを目撃し、「逃げろ!!」と叫ぶ。
一目散にその場から離れようとする仲間たちだが、車両は次々と脱線して大爆発を起こし事故に巻き込まれてしまう。


奇跡的に無事だったジョーたちは、列車に衝突したトラックを発見する。
運転していたのは、彼らが通う学校の生物教師であるウッドワードだった。

瀕死の重傷を負っていた彼は、銃を取り出してこう言った・・・・・・

「今見たことを決して誰にも言ってはいけない。そうしなければ君達も、君達の親も殺される」

$葛城の迷宮-SUPER8-1


30歳半ばから40代の人たち、いわゆるアラフォー世代 (まだ死語じゃない?) は、映画の予告に
『スティーブン・スピルバーグ製作』
とあるだけで、ワクワクしてその映画の公開が待ち切れなかったんじゃないかと思う。

タイトルの 『SUPER 8』 は、kodak製の8㎜カメラ用カセットフィルムのことである。

この作品の脚本・監督した45歳のJ・J・エイブラムスも、きっとそのひとりだったのだろう。
『ジョーズ』 を指の間からチラ見し、『E・T』 で涙を流して感動し、『グーニーズ』 でハラハラドキドキ (これも死語?)
したであろうことは、容易に想像できる。

$葛城の迷宮-SUPER8-2

女の子を初めて好きになったとき、今まで自分が大切にしてきたものを失っても構わないと思う気持ち
(男は大人になったらまた集めるんだけどね) や、子供のころの楽しかった思い出と別れることを決断するとき。
誰もが人生において通り過ぎてきた大人になるその瞬間を、この作品は懐かしい雰囲気でもって思い出させてくれる。

大人と一緒に小学生以上の子供たちにも見てほしいので、日本語吹き替えで見るのもオッケイ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』 や 『トランスフォーマー』 よりもデートムービーに最適だ。

傑作だとは言わないし、スター俳優も出てこないけど、久しぶりに子供のころと同じ気持ちで映画館を出てこれた。

エンドロールにサプライズがあるのだけど、こっちはケッサク!!

監督:J・J・エイブラムス
製作:スティーブン・スピルバーグ
出演:ジョエル・コートニー
    エル・ファニング
    カイル・チャンドラー



SUPER 8/スーパーエイト ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]/ジョエル・コートニー,エル・ファニング,カイル・チャンドラー

¥4,935
Amazon.co.jp