『戦火の中へ』
1950年8月、朝鮮戦争開戦から1ヵ月余りが過ぎ、韓国軍は朝鮮人民軍の猛攻によって首都ソウルを陥落された。
最後の砦である洛東江を守り抜くため、韓国軍は全兵力を投入せざるを得ない状態にまで追い詰められる。
カン・ソクテ大尉(キム・スンウ)は、僅かに戦闘経験のある高校生のオ・ジャンボム(チェ・スンヒョン)を中隊長に任命し、浦項の守備を71人の学徒兵に託して洛東江に向かう。
しかし、学徒兵として戦争に参加することを条件に釈放された、ク・ガプチョ(クォン・サンウ)をリーダーとする不良グループは、常にジャンボムと対立して指示に従おうとしない。
残りは、銃器の扱い方も知らないような頼りない連中だ。
時を同じくして、冷酷非道なパク・ムラン少佐(チャ・スンウォン)率いる朝鮮人民軍の精鋭766部隊が、浦項に向けてすぐ近くまで進軍していた。
彼らは突如として迫ってきた強大な敵軍との命懸けの戦いに身を投じていく。
特別、韓流映画が大好きという訳ではない。(ポン・ジュノ監督作品は大ファン!!)
韓流映画が見たいというリクエストに、まぁこの作品なら退屈しないかも・・・ということで付き合った。
主演のチェ・スンヒョン?
K-POPのBIGBANGのメンバーのT.O.P?
アイドル主演のお涙頂戴(もしかして死語?)戦争メロドラマなんじゃねーの?と思ってた。
スミマセン、正直ナメてました、見事なバランスです。
マイケル・ベイ監督作品や今の日本映画界なら、泣かせるようなエピソードを繋げて、「感動しました!!」なんて感想を言っている観客のCMを流したりする作品にしてしまうだろう。
少し前のハリウッドなら、人間が肉塊になるほど派手な爆発と銃撃戦で、『プライベート・ライアン』っぽい残酷な戦争映画にして「これが本物の戦場だ!!」と言わんばかりの凡作にするだろう。
何が見事かって、ギリギリの範囲で誰でも見ることができる残酷さと、涙が出ない程度のエピソードの編集バランスが絶妙なのだ。
(きっと日本なら死ぬ前に、泣けるような感動セリフをタラタラと喋ったりするだろう)
しかも、韓国映画界は迫力ある戦闘シーンを非常に得意としている。

学生に見えなくもない、T.O.P
そして、主人公を演じたT.O.P、結構上手いのだ。
中隊長を任命されるような真面目な学徒兵にちゃんと見える。
仲間を救えなかった悲しみの目や、拠点を守るためにみんなを導く中隊長の逞しさの表現ができている。
残念だけど、クォン・サンウは学生には見えない。
これは彼のせいではなく、キャスティングの問題だと思う。

学生にはとても見えない、クォン・サンウ
ひとつ注意するべきは、予告編で看護婦との淡いロマンスがありそうだが、この作品には女性がほとんど出てこない。
回想シーンの母親と、最初の戦闘で怪我の手当てをしてくれる名もない看護婦が僅かに出るくらいで、基本的に男性俳優しか出てこない映画である。
でも男クサくならないのは、T.O.Pの魅力なのかもしれない。
原案は朝鮮戦争において韓国軍に学徒動員された少年が、母に対して手紙を送っていたという実話をもとに製作しており、生き残った方々がエンドロールで当時のことを話してくれる。
何度も見たくなるようなシーンや、心に残る印象的な雰囲気などは感じなかったので、ファン以外は2回目を見ないだろうけど、なかなかいい映画だと思う。
監督:イ・ジェハン 『私の頭の中の消しゴム』
出演:チェ・スンヒョン(T.O.P) 『IRIS -アイリス-』
クォン・サンウ 『天国の階段』
チャ・スンウォン 『シークレット』
キム・スンウ 『IRIS -アイリス-』
戦火の中へ [Blu-ray]/チャ・スンウォン,クォン・サンウ,チェ・スンヒョン

¥4,935
Amazon.co.jp
最後の砦である洛東江を守り抜くため、韓国軍は全兵力を投入せざるを得ない状態にまで追い詰められる。
カン・ソクテ大尉(キム・スンウ)は、僅かに戦闘経験のある高校生のオ・ジャンボム(チェ・スンヒョン)を中隊長に任命し、浦項の守備を71人の学徒兵に託して洛東江に向かう。
しかし、学徒兵として戦争に参加することを条件に釈放された、ク・ガプチョ(クォン・サンウ)をリーダーとする不良グループは、常にジャンボムと対立して指示に従おうとしない。
残りは、銃器の扱い方も知らないような頼りない連中だ。
時を同じくして、冷酷非道なパク・ムラン少佐(チャ・スンウォン)率いる朝鮮人民軍の精鋭766部隊が、浦項に向けてすぐ近くまで進軍していた。
彼らは突如として迫ってきた強大な敵軍との命懸けの戦いに身を投じていく。
特別、韓流映画が大好きという訳ではない。(ポン・ジュノ監督作品は大ファン!!)
韓流映画が見たいというリクエストに、まぁこの作品なら退屈しないかも・・・ということで付き合った。
主演のチェ・スンヒョン?
K-POPのBIGBANGのメンバーのT.O.P?
アイドル主演のお涙頂戴(もしかして死語?)戦争メロドラマなんじゃねーの?と思ってた。
スミマセン、正直ナメてました、見事なバランスです。
マイケル・ベイ監督作品や今の日本映画界なら、泣かせるようなエピソードを繋げて、「感動しました!!」なんて感想を言っている観客のCMを流したりする作品にしてしまうだろう。
少し前のハリウッドなら、人間が肉塊になるほど派手な爆発と銃撃戦で、『プライベート・ライアン』っぽい残酷な戦争映画にして「これが本物の戦場だ!!」と言わんばかりの凡作にするだろう。
何が見事かって、ギリギリの範囲で誰でも見ることができる残酷さと、涙が出ない程度のエピソードの編集バランスが絶妙なのだ。
(きっと日本なら死ぬ前に、泣けるような感動セリフをタラタラと喋ったりするだろう)
しかも、韓国映画界は迫力ある戦闘シーンを非常に得意としている。

学生に見えなくもない、T.O.P
そして、主人公を演じたT.O.P、結構上手いのだ。
中隊長を任命されるような真面目な学徒兵にちゃんと見える。
仲間を救えなかった悲しみの目や、拠点を守るためにみんなを導く中隊長の逞しさの表現ができている。
残念だけど、クォン・サンウは学生には見えない。
これは彼のせいではなく、キャスティングの問題だと思う。

学生にはとても見えない、クォン・サンウ
ひとつ注意するべきは、予告編で看護婦との淡いロマンスがありそうだが、この作品には女性がほとんど出てこない。
回想シーンの母親と、最初の戦闘で怪我の手当てをしてくれる名もない看護婦が僅かに出るくらいで、基本的に男性俳優しか出てこない映画である。
でも男クサくならないのは、T.O.Pの魅力なのかもしれない。
原案は朝鮮戦争において韓国軍に学徒動員された少年が、母に対して手紙を送っていたという実話をもとに製作しており、生き残った方々がエンドロールで当時のことを話してくれる。
何度も見たくなるようなシーンや、心に残る印象的な雰囲気などは感じなかったので、ファン以外は2回目を見ないだろうけど、なかなかいい映画だと思う。
監督:イ・ジェハン 『私の頭の中の消しゴム』
出演:チェ・スンヒョン(T.O.P) 『IRIS -アイリス-』
クォン・サンウ 『天国の階段』
チャ・スンウォン 『シークレット』
キム・スンウ 『IRIS -アイリス-』
戦火の中へ [Blu-ray]/チャ・スンウォン,クォン・サンウ,チェ・スンヒョン

¥4,935
Amazon.co.jp
