どうしても滅茶苦茶にしたい相手
それは――…
自分と同じタチの彼奴
━絶 対 征 服━

「なァ、そこのお二人クン。今夜オレの部屋に来ない?」
派手な金色の髪を踊らせ人懐っこい笑みを浮かべながら新入生2人組に近付く。
まだ純粋そうな新入生2人組はポカーンと物珍しそうに、だらしなく穿いたズボンからトサカの様な逆立った金髪までを目で追っている。
因みに現在地はオレの通っている【星流学園(セイリュウガクエン)】の敷地内。更に詳しく云うと新入生と在校生の初対面を果たした後の体育館を出たすぐってとこ。
急がば回れ!!捕らえたきゃァ出口に回って出待ちしろって事だろ?違う?知らん。
由緒ある学園は全寮制だ。
だから“部屋”といっても寮ってこと。しかも相部屋だから色々とややこしいが見せ付けにはピッタリなんだ。
「別に取って喰ったりなんかしねーし(全然喰うけど!)、ただここの学園について教えてやろーと思ってさ」
その2人組はおどおどと瞳を揺らし頬はほんのりと朱に染まっていた。
緊張しているのかオレが挨拶代わりにと肩に触れただけでビクッと跳ねていた。
見た目も性格もまさにウサギ。
ズキュンと胸に矢が射さり、その照れを帯びた困惑した表情がまた愛しかった。
続→