良い陣痛がつかなかったワケ。

臍の緒が首に三重に巻いてたらしい。
あと頭が大きくて骨盤に合わなかったとか。

もし良い陣痛が来て、赤ちゃんが下りて来てしまっていたら、母子共に危険な状態だったね…。

下りないように必死でお腹にしがみついてたのかな?

だから結果的には帝王切開で正解だったんだ。


にしても…

エコーで分からんかったんかいッッ(-"-;)


特に骨盤に関しては、レントゲンまで撮って「めちゃくちゃ広いから大丈夫!」って言ったよね?
頭が大きいのはエコーで分かってたよね?

何が大丈夫なのさ?

「“いざとなれば切っちゃうから”大丈夫」ってことだったの?

無駄に促進剤使う必要なんてなかったし、
無駄に痛い陣痛味わう必要もなかったし、
最初から帝王切開と分かってたならきちんと心の準備も出来たし、
「今日こそ会える」と何日も先延ばしになることもなかったし…


我が子が無事に生まれたことで、かなり吹っ飛んで、まぁいいや☆って思えるけど……

やっぱりなんか釈然としない。
平成20年6月20日。
午後12時29分。

帝王切開により無事元気な男の子が誕生。

長かったね…。
色々あったね…。

生まれて来てくれてありがとう。

君の産声を聞いた瞬間、安心と感動で全て吹っ飛んだよ。

涙が止まらなかった。

溢れ出るほどの愛しさに体がジワーっと熱くなった。
入院4日目。

1本促進剤を試して、いい陣痛が来たら経膣分娩に向け、2本目も投与する。
1本目で来なかったら、緊急帝王切開。

いずれにせよ、今日こそ会える。
これがこの日の予定だった。


1本目が投与され、張りを期待した。
2日目は昼には激しい陣痛が来たから、それより早くに来てくれれば…。

が…
期待とは裏腹に、張るには張るものの2日目ほどでもなく…。

「無駄に子宮を収縮させて赤ちゃんを苦しめてるだけなんじゃ…」
そう思えて来た。


「こんなに投与しても子宮口が開かない、赤ちゃんが下りない原因は何が考えられますか」

そう医師に聞いても、返事はのらりくらり。


この病院を選んだことを後悔した…。


結局いい張りが来なかったので1本で終わり。

帝王切開か…。
まぁいい。早く会いたい!


が……


「NSTの様子から赤ちゃんはまだ元気なので、今日緊急帝王切開にするより、明日予定帝王切開にしましょう。」

との判断となり、また明日に先延ばしとなった…。