[カブの旅]
1週間前に確認したところ今度の休日は曇っぽい感じで落胆気味だったオレ、2~3日前に確認したら天気はズれこんで休日は快晴の模様、オレの頭の中に花がひらいた

金曜日の確認で天気は快晴予報、変わらずイケイケムードだったのですぐさまキャンプ場へ電話。予約である。
前回の栃木キャンプでは雨の為に急遽雨宿り場が必要になってしまい断念していた、”マイテント前室増設化ここで生活しちゃうぜ計画”を実行するときがきたのだった。増設なんて仰々しい言葉を使っちゃいるが、なんてことはないちっさいタープってイメージなのだが・・・。
まぁとにかく仕事を定時で切り上げ、道具の箱詰めに家路を急いだ。
コッヘルやストーブを丁寧に箱に入れているとなにやらワクワクする。
前回より少しでも身軽にしようと思ったのだが、それでも箱一つとデッカイ防水バッグ一つとでちょっと多かった。
装備としては、
①テント
②寝袋
③レジャーシート(底に敷くやつ)
④レジャーシート(前室作るやつ)
⑤ヤカン
⑥ガスストーブ(G'zの薄型になるやつ)
⑦ガスボンベ(1本)
⑧コッヘル(なんでこんな呼びかたなんだか)
⑨焚き火台(ユニフレーム ファイアーグリル、買ったばっかで名前がわかる)
⑩炭(前回あまったやつを少々)
⑪着荷材(前回あまったやつを少々)
⑫コップ
⑬箸(スプーン・フォーク・ナイフセットのやつ)
⑭割り箸(これだけあれば十分だ)
⑮キャンドルランタン(なんとなく)
⑯ランタン(テントにぶらさげるちっさいやつ)
⑰テーブル(コールマンのミニサイズ)
⑱紙コップ
⑲紐
⑳歯ブラシ・歯磨き粉
あとは調味料やインスタントラーメン類である。
今回のキャンプで検証して、なんとか箱一つに押しとどめてキャンプツーセットを確立したいとこだ。
検証するとはいえ、しっかり楽しんできますがね。
あぁ~、渋く野宿を楽しむ自分の姿が脳裏に浮かんできそうだ。
しかし、浮かびきってみるとあんまカッコよくないので、ボヤけた脳裏にしておいた。
軽くウィスキーをあおって、早めに就寝。
ワクワクの割りにスンナリ寝入った。
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朝起きると9時だった。
おかしい・・出発の時間である。しかしオレは半ケツだして寝ぼけている。
とりあえず歯を磨き、目を覚ますことにした。
目が覚めると出発時間にやはり遅れていて、すでに9時半になろうとしている。
前日箱詰めしといたので、ギューギューとカブの荷台へくくりつけ、午前10時前になった。荷物の重みで前輪浮いている。
今回またカブの旅である。なにげに栃木キャンプは楽しかった。
「もう1時間出遅れたので、イソイソと出発しなければいけないナ」
そう思い玄関を出ると、チョウチョウがいた。
白い・・しかし・・・はみだしている。。
なんてことを考えながら見つめていると10分がすぐに経ってしまった。
マイペースもほどほどにしなきゃイカンと思いつつ、いよいよ出発と相成ったのである。一時間遅れくらいならまぁ・・まぁまぁでしょう。
とにかく重い荷物を積んでフラフラ揺れながら、今日の野宿地へ旅立つのであった。
移動に関しては遅れを取り戻せるかもしれない。なぜならオレのカブには贅沢にもカーナビがついているのだ。GORIRAである。
ちょっとキツめな女の人がオレに行き先を示してくれるのだ。しかし話しかけても応答はない。照れてるのだろう。
カーナビの恩恵で普通すんなり目的地になんなく着くと思うのだが、いつも迷う。不思議だ。
おそらくこのナビゲーターは小悪魔的なのだろう。
今回の目的地は家から60kmほど、近場だ。
ナビによると一時間チョイで到着とある。
なのになぜ10時過ぎに出発してすでに12時近くになっている。
さらに遅れてしまった・・。
そんなことをブツクサメットの中で考えてると目的地の看板が見えてきた。
そして通り過ぎた。
今回の目的地は、千葉県袖ヶ浦の”森のまきばキャンプ場”。
千葉で車両乗り入れ可能物件で一番安かったのだ。
ケチで粋なオレはホームキャンプ場とすべく初回の野宿をしにきたのである。
[前室自作計画]
少しビビるほど急な坂を上りきり、受付で感じのよいトークをかまして、いざ乗り入れ。
見回すと、、まアー、すこぶる広い。空近っ。つうかすげー人いる。
ネットでソロは左奥がいいようなことを見た気がしたので、行ってみる。
端っこはもう占拠されていたので、中央寄りで斜面になっていないところ物色。
割と水平でキャンプ場が見渡せる場所を見つけ、そこで荷物を降ろすことに。ココは早く来ないとダメだな。
他のキャンパーからも十分に離れて、ソロ気分順風満帆な空気をただよわせつつテントを張っていると、一組のファミキャンが寄ってきた。
なにやら物色中のようである。
するとオレの拠点から5メートルほど左側のところで停車。降りてきた。
そのころには、オレのちっさいテントはすでに隆々と仁王立ちしており(ちっさいが)、オレは目下の目的である”前室増設化優雅なクリーンルーム計画”にまい進しているところだった。
チラッとファミキャンの方を見ると、、荷物を降ろしている。ちかい。思わずガン見してしまった。
「うーん、なにもこんな広いところでこんな近くに張らんでもいいじゃないかな」
と思ったが(口にはだせない)フリーサイトなので、どこに張ろうと人の勝手である。文句をつけるのはお門違いだ。
ハイシーズンで混んでしまえばもしくは狭いキャンプ場であれば、他人のテントがすぐ隣にあるなど当たり前なのだ。
だがしかし、、今 日 は 違 う だ ろ ? チカスギルダロー(口にはだせない)
そのうちワンパクそうなオコチャマが2匹騒ぎ出し、早速ご近所のドタバタ劇場が開演された。ワンパク小僧は好きであるが。。。
こちらはといえばソロキャンプだ。独り言のクセはない。自然と同化したかのように静かなものだ。つうか視線にすら入らないかもしれん。むこうのパパにとってはさぞかし快適な家族サービスとなったことだろう。
屁でもこいてやれ。
気を取り直して
90円ぐらいで買った荷造り用の紐を駆使してレジャーシートをテントに張る。
オレの常用しているテントは2つあり、どちらもデザインは一緒だ。ただインナーがメッシュかそうでないかの違いである。
今回使わない方のテントのペグやポールを持ってきているので、それをレジャーシートに通して張ってみた。通す部分はすでにいらないタオルの切り身などをつかって縫ってある。
そして完成した姿がコレだ。
ウーン、なかなかイカス。”前室増設化オネーチャン寄っといで計画”は成功だ
(寄ってこなかったが、、つうか奥のテント走って行きそうな気が)
ビンポくさい感じがまた渋いではないか。
オレはまた男臭くなった気がした。
今度、タープ別料金のキャンプ場でこいつを張り、前室だと言い張ってすり抜けできるか試してみよう。「ん~、ダメ」って言われたらどうしよう。
持ってきた水を飲んで喉を潤し、中でゴロゴロしてみたが快適そのものである。
空を見上げて、タバコを吸い、水を飲んで、足を昇ってくるアリを払い、新鮮な空気を吸って、隣のガキンチョの金切り声を聞く。
ウーム、良し悪しではないか。ウーム
[満点のテント灯]
前回、暗くなってからモゾモゾと調理してた経験を踏まえて、今回は早めに買出しをおこない、明るいうちに作りはじめようと考えていたので、近くのスーパー&ホムセンへカブを走らせた。
欲張って買いすぎないようにと思いながらも、またガッツリ肉肉カロリー過多方向で買い込んでしまい「ア、マタダ」と気づいた。
が、森まきの利点でチェックインが10時でチェックアウトが翌17時という素晴らしき1日半コースなのを考えると、翌日の昼飯で食いきれると判断。
適度に買えたに変えた。
ホムセンではこれまた前回の失敗を踏まえて洗剤を購入。合成洗剤は自然クラッシャーだというので、やしのみ洗剤にした。
後は蒔とか三角ネットなんかを手に入れた。
知らないオバちゃんが「マキはありますか」と店員に聞いていたのにキュピーンッと我が耳は光、オレも買った。一束300円しなかったので安くてよかった。
ノンビリ、プップーとテントへ戻ると15時を回っている。
買出しは済んだので、あとはノンビリ自然の中でタソガレルだけである。
ビールビールーとウキウキしながらフタを空け喉に流し込む。
スコブルうまい

たっぷり時間をかけて焚き火台を組み立てて、火を熾した。
今日のメニューは
BBQ
鶏肉のタレ焼き
ネギのタレ焼き(串を買い忘れたのでネギマではない、単品のタレ焼きである)
サンマの炭焼き
鶏肉のホイル焼き
ピーナッツ
以上6品。
そのころにはあまりにもお隣さんの乱心っぷりに困り果て、ラジオをつける。
「ウム、ムードは多少落ちるがイケル」
よく分からないことを口走り、調理は進む。
こんなときに前回の旅で一緒だった火星人がおると役にたつ。なぜに役に立つかというと奴はしこたま下品なイキモノだ。
ビールを含むたびに叫ぶようにゲップをかます。
そのゲップ音はすざまじく50m先でも具合が悪くなるほどだ。おそらく火星人の呼吸法、そして攻撃法なのだろう
今回のような状況では奴の100dbを越えるゲップ音が必要なのだ。
今回のような状況以外では、・・・てんてんてんだ。
ただ、そばにいるオレが一番ダメージをコウムルのが難点である。
そうそう不覚にも今回メシの画像がない。動画のみだった。
気が向いたらアップしよう。
太陽も沈み、若干の冷え込みがやってくる頃には食事は終わっていた。ツマミと酒は終わりがないがね。
焚き火を始め回りを見渡すと、たくさんのテントの明かりが素敵に輝いていた。
「フム、やるねぇ」
誰が?何が?と突っ込みたくなるセリフがでるほどいい眺めだったのである。というか口走った自分が恥ずかしい。
その頃にはビールからウィスキーに移行し、酔いもほどよい感じで気持ちよかった。
アミのせちゃってるし、シャッターで明るいし、煙モーモーだしで分かりにくいかもしれんが伝わるとうれしい。
空を見上げると星が見えた。
ほんと、ホッとする。
あの星空を見たらトモダチの火星人も星に帰ることでしょう。
1日ズレてたらオリオン座流星群も見られたかもしれないので、惜しかったかな。
振り返るとよい一日だったように思う今日今頃。








