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ガーナの土地を購入するお話し

今日は土地の話をしたいと思います
もちろん児童養護施設をつくることがOKになるかわからないのですが、一つひとつの事があまりにも時間がかかってしまうので、同時進行ですべての工程を進めないといけません

土地の問題は、人間の欲がむき出しになるカテゴリーのひとつなので、用心しなければいけません

誰も買った事のない土地はチーフとクイーンマザー(必ずしもそうであるわけではないのですが、ここでは以後王族と呼びます)という役職の人が所有しています

不思議に思うかもしれないけど、土地は元々国のものではありません
王族が所有し、国が管理しています
この説明はチーフとクイーンマザーと部族の歴史のお話をしなければならないので省きます
簡単に言うとどの部族が犠牲を払い、争い、最終的に土地を手に入れたのか、の話になります

しかし、一般人がひとたび土地を買うと、その後は皆さんが認識してるような土地の売買が始まります
(所有者が売りたい人に自由に売れます)

アコソンボがあるアソージャマン区はまだまだ王族が所有する土地が残っています

次に説明しないといけないのは、かなりたくさんの人が、この土地は自分の土地だと言って売ります

一般人から購入した土地が、お金を払った後に、労力を使った後に、別の人がやってきて『これは私の土地だと言う」
嘘の時もあれば、残念ながら本当の時もある

ここは『北斗の拳』の世界です
あなたのことなんてしったこっちゃない
この場合は騙されたものが悪いし、騙された者を守る方も存在しません

なので、土地を見つけたら所有者を見つけて話します
値段交渉が成立したら、土地の管理局に行き、必ず所有者を調べます
必ず所有者の情報があります
いつ頃からかは分かりかねますが、デジタルで管理されています

1番良いのは、所有者が複数人に同時に売ろうとしてないかも聞き取りをした方が良いです

いい加減な事が多いので、複数人がなぜか正式な書類を持ってる事もたまにあります笑

賄賂で素敵な額を提示すれば、さらに欲深い役人に巡り逢えれば、2個目の正式書類が出来ます

今は難しいですが、それが実行されたのがぼちぼち前だとあり得ます
ほとんどないですが

土地は毎年3割〜何倍かの上昇率なうです
(欲深くなるとも頷けますよね)

先ほど一般人との間で起きうる問題を説明しました

王族も先ほど説明した問題を抱える事もありますが、1番の問題は王族の土地を勝手に売るヤツがいます笑
一般人だったり、隣の土地の王族だったり…
ドス黒い話は省きますが、今ではもっぱら揉めたら裁判になります
一般人が王族に⁈…と思うのかもしれませんが、ポイントは王族=お金持ちではない…というのがガーナのポイントです

なのでお金を潤沢に持ってる野心的な富裕層が勝手に建物を建てたり、人に売ったりします
裁判になりますよね?
王族が裁判を闘うのに必要な資金がなければ、途中で諦めざるを得ない
ガーナは簡単に悪が勝つんです…本当に簡単に…。

よって裁判に敗れます
勝手に建物を建てて、被害者が裁判起こす前に建物が完成したら、勝手に建てた人のものになります

土地を買ったらまずすぐに塀を建てなければいけません
でないと野心的な富裕層に『自分の土地を囲う塀がないという事は、この土地の所有者は裁判をする資金がないから奪っちゃおう』となります

いろんな細かい説明を省いてますが、王族はお金がないわけではありません
ただ、土地が多ければ多いほど、問題が多くなるというという事です

もちろんお金のないチーフやクイーンマザーもたっくさんいます!
むしろお金のない事の方が多いのです!
土地持ちなだけです。基本、王族=名誉職です!
【誰でもなれるチーフ・クイーンマザーと血筋を持ち合わせた人しか選ばれないものがあります】
より上位のランクに行けば行くほど、血筋で決まります

だから王族も裁判費用を稼ぐために
人を騙すのです…
年間100〜300万かかる裁判を3〜5つも抱えてる王様も知ってます笑
しかも簡単に何年も続きます

もう、ここまでくるとお金を稼いでも出ていくだけ…

王族もお金が必要な状況がかなり多いです
なので少しでも多く土地を高く売ろうとしてきます
王族の下でアテンドする人もまた騙してきます

値段はカオスになるんじゃないか?
と思うけれど、ちゃんと基準価格が存在します
その情報は王族と仲良くなれて初めてわかります

一般人はほとんど知らないのではないのでしょうか?

それをすべて乗り越えて、初めて土地の本当の所有者の調査が始まります

長い道のりですね笑

王族も同じ土地を複数の人に売る事あります笑
お金を先に払ったら最後です
『北斗の拳』の世界では知った事ではないのです
そして王族は部族の首長なので騙されたら速やかに諦めてください

ランクによりますが、それなりのランクになると彼らの部族の『駒』がいます
そして、彼らの地域で働いてる警察や軍も彼らと問題を起こしたいとは思いません
とくに絶対に王族とあなたの問題の間には絶対に踏み込んできません
職務放棄ではありません、厄介すぎるからです

講師料だと思って素直に引き下がりましょう
(裁判は起こせます!でも裁判が終わる頃にはその土地の何倍ものお金を弁護士に支払う事になります)

私は自分の一存では決して土地を買いません
必ず母を通して買います
マザコン野郎!と言われるかもしれませんが、まずガーナで信頼できる人と巡り会えるのは1%
その信頼できる人が有能な確率はさらに1%
その有能な人がコネを持ってる可能性はさらに1%

僕は、遠い、遠い僻地の土地を買いに行った事があります
野心があり、成長したい意志が豊かな時でした
自立心も高く、母を抜きにしてやり取りをし自分自身を証明したかったのです
いざ土地を見に行く時に、母は『最後のクロージングは見届けさせてもらうわ』といってついてきました

結果は騙されただけじゃ済まされないもので、母がいなければ、もっとドツボにはまり、私は殺されていたと思います

人を平気で殺すような人たち(部族)の縄張りの土地を買わされそうになったのです
あまりにも僻地すぎて、土地勘も情報もわからなかったんです
しかも、目の前でライフルも発砲されました
その時に殺されてもおかしくなかったのです

自分の母の命まで危険にさらしてしまった事が本当に申し訳なく、今でも思い出すと心が痛いです

あまり話さないのですが、すでに何度か1人でがんばりすぎて殺されかけられてます笑

その時に母がいたからこそ生きて帰れたし、その土地を購入せずにすみました

それ以降、自分の役割を明確にさだめ、出来ない事は10年、20年かけて学び、準備をする
それ以外は、その分野に長けた人に素直に甘えることにしてます

いまは自分が根を張りたいこのアソージャマン区の王様たちとの信頼関係を築く事を自分の役割としています
ガーナにおける『信頼関係』とは、『どこまで目の前の人を信じるか信じないかを見極める洞察の過程』の事です

手放しの『信頼』はガーナでは罪なのです
物を盗まれたら、ガーナ人は心の中では盗まれるような状況をつくってしまったあなたの責任だとほとんどの人は思うのです

盗めるところにある物を盗むのは当たり前のことなのです
誰も盗んだ人の人格完全否定はしません
それでも共存しなければいけないし、そもそもみんなそのような世界で生きてると自覚しています

ガーナでは警察も法も守ってくれないのです
お金は守ってくれます
弁護士が雇えるばかりか、警察も買収できます

だけど、ほとんどの人は今日を生きる事に必要なお金があるかないかです。。
自分の身の安全は自分で、家族と力を合わせて明日に繋げていくのです

ガーナにおける『信頼』という言葉は『信じるさじ加減の見極め』の事なんです

いまの私はその勉強期間です
あと10年必要です
その頃にはもう王族が持ってる土地はこの地区でももうなくなってるかもしれませんね

そんなこんなんで、土地を探してます

しかし、悲しい話ばかりではありません
裁判費用がなくなりかけた王族は狙い目なんです
いますぐにお金が必要だから、安く土地を売ってくれる事もあります

とにかく焦らないように見極めつつ、縁のある土地に巡り逢えたら嬉しいなあ…と思っております

できるかできないかじゃない
困難があるかないかじゃない
ただやるだけなんです

今日は以上です

ガーナ25日目:児童養護施設がつくれる可能性8%なう

(お写真はちょっと仲良くなってきたチーフです。一緒に彼の土地を見に行きました)