やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATION Ver.A -8ページ目
短い夏の夜
夜半から流星を
追って街明りを避ける
満天の星空
天の川を超える流れ星
日中の猛暑とは無縁の
山間の夜
暖かい飲み物と
甘いチョコレートで
体を起こしながら
願い事は
秘密
ペルセウスが天井に上り
東の空にオリオンが姿を現すと
やがて訪れる太陽の光で
空が青く染まる
もう夢の時間も終わり
おはよう
地球
夏休み
童心に帰って
雑木林を行く
目的は
立派な角を持つ甲虫
樹液の匂いを追って
遂に見つけた
コクワガタ?
これは~?
大あごの形状が違う
おそらくこれは
スジクワガタ
そこは繁殖木であったのだっろう
数匹の個体が
樹皮の中
日が暮れた後は
暑気払い、
邪鬼払いの
炎の環
美しさ
夏の終わりの
消えゆく余韻
暑い日が続く夏
この日
前の日に降った雨で
少しぬかるんだ
山道
涼を求めて
少し森の深い所まで
足を進め
湖の周りで深呼吸
下界とは違う
濃い空気に癒される
そして
森の中から
唐突に表れた
野生
若い獣は
僕を恐れる事もなく
悠々と
通り過ぎて行った
それは息をのむ光景
n
大人【成虫】になるための
栄養を蓄えた
幼虫は
やがて蛹へと姿を変え
木の葉に擬態したまま
しばしの眠りにつく
そこで
大きく羽ばたくための
変化に耐えるため・・・
しかし
誤って地面に落ちた蛹は
正常に羽化出来ない事を知ってか?
または天敵の餌となる運命を知ってか?
羽化することなく
蛹の中で自らの命を終えるという・・・
なんと厳しい世界
自然は決して甘くない
生き残るべき者のみに
生きることを許すのだろうか?
いや
もしかしたら
天敵となる鳥やほかの昆虫達の
餌となり他の命をも繋ぐ
絶妙な寛大さの一部かも知れない
そうして僕らも
ほんとうはこの大自然の一部
であったはずなのだが
・・・
おそらく地上でもっとも
異質な種に
なってしまった気がする
それとも
そう感じる事自体が
己の傲りだろうか?
だから美しく羽化するために
堪え尽くし
いつか心に美しい羽を広げ
飛び立ちたいと願う
2部咲きの がく紫陽花
飾り花の少ないこんな種が好き
本当の花の姿が見られるから
それにしても
雨
雨
雨
?
雨雲さん?どこ行った
ようやく色づいた
季節の花も
少し寂しそう
今日の雨も地表を少し
濡らすだけ
コチラは満開
より少ない
三葉の装飾花
をもつ額紫陽花
本当の花は
こんなに可愛いのに
花の命はとても短い
・・・

