やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATION Ver.A -29ページ目
赤いレンガが語りかける
モダン日本の夜明け
赤い靴の少女の記憶
朽ちかけた
記憶
今では窓に火をともし
懐かしい話を
聞かせてくれる
ちょっと切ない
時の悪戯
何処かで轟く
雷鳴は
時折西の夜はg空に
暗雲の影を見せていた
あの向こうは
雨のカーテン
急ぎ足で家路に向かう
いつしか
僕の近くにやって来て
激しく輝く
竜の尻尾を見せ始めた
暗闇の中
目も眩むほどの閃光と共に
数百年
・・・・
それとも
千年の昔
君の周りはどんな世界だったのでしょう
化石燃料も
未知の危険なエネルギーもない世界
そのころには
君たちと人はもう少し
少し近い関係だったかもしれない
長い間
種子のまま眠り続けた君たち
でもきっと
生きていると信じて
君たちが
再びその美しい姿を
見せてくれると信じた人に
答えるように
淡い桃色の
大輪の華を開いてくれたんだね
15日の満月は
雲に阻まれ
十分に浴びる事の出来なかった
月の光・・・
翌日には
クリアな空から
黄金の光
・・・
想いはせるは
遥か
昔の
恋の
高原に咲く
ニッコウキスゲ
あまい香りにさそわれて
黒衣のアゲハが現れた
強い日差しの中
木陰に隠れながら
そっと橙色の
花へ
鱗粉と
雄蕊の花粉が
散らばり
新しい命を紡いでゆく
黒衣のアゲハ蝶と
高原百合の
一瞬の永遠

