やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATION Ver.A -21ページ目

やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATIPN Ver.A


胸に秘める熱い魂

極限のマシンコントロール

プライド

誰にも譲れない

次第に激しく打ち付ける

RAIN

狭い視界は

水滴と吐息で

さらに狭くなる

マシンの鼓動と

観客のどよめきが

彼らを走らせる


それでも掴みとるのは

白と黒の旗の下


僕の願い
明日
晴れたらいいのに



やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATIPN Ver.A

彼岸

昼と夜を分かつ

時の分れ目


冷たい土の下で

時を待っていた球根は

地上に葉を伸ばし

少し暖かくなった空気に

紫色の花びらを持ち上げる

ヴェルヌス種


聞こえますか

植物が開いた季節の道

虫たちが

鳥たちが

喜びの歌を歌い始める音が



やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATIPN Ver.A

もうすこし

もうすこし

もうすこし


きっと暖かくなるね

昨日まで固かった蕾は

いつしか丸く膨らんで


柔らかな芳香を放つ日をまっている

気温がもう少し上がれば?

お日様がもう少し照らせば?


それはDNAに刻まれた

正確な生命の絡繰り


毎年繰り返される

命の鎖

・・・

僕たちもその一部

痛む心は

時間が忘れさせてくれるだろうか?

それとも

・・・・




やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATIPN Ver.A

古より伝えられた

季節の分かれ目

1年間大切に保存された木の葉から

春の香りがする

柔らかくつかれた餅

なめらかな餡

先日の大雪も

この地方では強い冬型が
弱まった証

季節が巡る度
成長してゆく子供達

何も変わらないと
錯覚する 僕たち

時を止めたいと願いながら

待ち遠しい日に焦れる

それでも時は流れて行く

誰にでも、同じように・・・




やさしい 悪魔DEVI の INTO TEMPTATIPN Ver.A

春の
湿った雪が

燦々と降る朝

ムクドリ達も

身を寄せる木陰を探して

木々の枝の上を

ぴょん ぴょん と
跳ねている

葉を落とした

裸の木では

避けられないね