こちら(カンボジア)では先週半ばから週末にかけて、クメール正月というカンボジアのお正月でした。

正月明け初日にはスタッフの何人かが無断で欠勤するのも、この時期のカンボジアの風物詩。

もうこれを何年も経験すると怒る気すら失ってしまって、どこか「仕方ない」とさえ思えてしまう。

「ローカル化する感覚」と「本来の仕事としての感覚」に揺れる、心中終わりの見えない孤独な戦いは途上国で起業した人間にとって大戦のひとつ。

微妙な感覚の綱渡りの最中で、動もすると「多様性」という言葉の納得感に流されそうになります。

かといって社長という役職者からの直接的なアプローチは、儒教文化の強い彼らにとっては深い傷を負わせてしまう。思春期を迎えた頃のように繊細。

今日の朝礼で「電球のスイッチ」の話をして明るくいきましょうと、伝わったのかどうか分からないまま伝えました。それが今の私が彼らに出来る最大のこと。

ひとつほっとしたのは、その後に先輩メンバーが当事者にひと言、注意をしていたこと。心底「ありがとう」の気持ちが湧いてきました。

この半ば諦めのような感覚と律しようとする心の狭間の微動が、本当は後退なのか前進なのか、正直分からないです。

大きな前進に向けての方法論やローカルマネジメントの発想はいくつもあるのに、その足を掴むような途上国現場特有の問題と、国の成長スピードと共に来る次の発展好機に向けての猛進。

悶々とした気持ちと共に、カンボジアの新しい1年がスタートしました。