井上八香 | リフレクションペーパー

井上八香

05W1405026L 井上 八香

岡部様、先日はタイから帰国されたばかりでお忙しいにもかかわらず、中央大学までお越しいただきまことにありがとうございました。

今回岡部様のご講演から得られた学びの中で一番大きなことは、開発コンサルタントのプロジェクトの運営には、専門技術のみならず、人と人のコミュニケーションを上手にやっていかなければならないということでした。開発プロジェクトにはさまざまなステークホルダーが関わっており、彼らの意思疎通ができなければプロジェクトは進まず、これが開発プロジェクトで見られる欠陥の8割を占めるということにはとても驚きました。また、岡部様もこうした利害の一致しない人々の取りまとめや、関係者への動機付けに尽力なさっていたことが伺われました。

私は今まで開発コンサルタントというものをあまり理解していなく、NGOや政府とどう違うのだろうとなど不思議に思っておりましたが、今回のご講演で以前よりもずっとそれが理解できたと思います。例えば、成果主義と時間厳守です。決められた期間内に一定の成果を出さなければならないというプレッシャーは、参加しようとする自発性を持った人なら誰でも受け付けるNGOのボランティアリズムとは180度異なり、プロとして仕事を行っていくことの厳しさ、要求されるレベルの違いなどが理解できました。

また、開発コンサルタントのプロジェクトはクライアントがいてこそ成り立つ一種の客商売であり、彼らを満足させなければならないこと、主役はその国の人々で外部のものが押し付けるような形でプロジェクトをやってはならないことを学びました。お客様を大事にすることはあらゆることに対して必要だと思います。私の両親が美容師という仕事をしており、それもお客様を満足させなければ成り立たず、またお客様に喜んでもらえることを仕事のやりがいであると申しておりました。また、私自身もアルバイトで接客業をやっており、お客様に満足をいくサービスをすることが楽しみでもあります。私は今まで「開発」にかかわりたいと思いながらも、「開発」というものが頭の中の漠然とした概念でしかなかったのですが、開発ワーカーとして必要なことを岡部様から学ぶことで、専門技術はもちろん大切ですが、協調性やコミュニケーション能力など身近な生活の中から身に着けなければならないものがたくさんあることに気づきました。

今回はご講演本当にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。