長谷川優
05W2114018G 長谷川優
今回の岡部様によるご講演を通じて、私が最も印象に受けたのは開発コンサルタントの応用力の広さである。私たちが社会に出る際には、最低限必要になるのであろう全てのことを、岡部様をはじめ開発コンサルタントというプロフェッショナルの方々は随時応用しながら、多くのステークホルダーのいる中で開発というプロジェクトを進めているのだということが分かった。時間厳守、クライアントの意思尊重、現場での応用力、分析・コミュニケーション・マネジメントなどの能力、協調性の重視、異文化への適応性など、これらはどれも普段の私たちにも通じるものであるが、実際全てをこなすことが困難であることを実感している身にとっては、開発コンサルタントの実力のすごさが思い知らされるものであった。これらを全てこなすという彼らのプロフェッショナルとしてのプライドも強く感じることができた。また、プロジェクトのマネジメントにおいても、何度ものモニタリングや、リスクの先読み能力、また過去の教訓を活かすといったキャパビル、など全てが今私たちがこのALPsという授業を通じて何度も壁に当たっているものであり、最良のプロジェクトを実施するうえではこれらをしっかりとやりこなすことがいかに重要であるかを痛感した。
また、開発を通して現地で活動するにあったっても知識の豊富さが重要であると思っていた私にとって、岡部様のおっしゃった「頭でっかちの理論や議論だけではなく実践で役に立てるように、現場において本音で接することができるような技術力も必要である」という言葉にはとても考えさせられるものがあった。前にモモが私におっしゃった「現場では知識はもちろんとして、相手を考え、思いやりを持つことが重要で、普段それができていないで、どうして開発などといっていられるのか」という言葉にも岡部様のいう“頭でっかち”という意味がつながると感じた。私たちは“灯台下暗し”のような状態になっていて、現場において何が求められるのか、何に重要視しなければいけないのかをもっと考える必要があるように思った。
今までdevelopmentライブ!では政府、NGO、国際機関など様々な開発に携わる組織を見てきたが、それぞれが相互依存しあい、開発というプロジェクトを進められるのは開発コンサルタントの中立的な立場での管理があってこそ成り立っているものであるのだと実感した。それゆえ多くの人々や組織との関わりが多いこの仕事を選んだ岡部様の理由の「人や組織が変わるところにインパクトを与え、その変化を見たいから」といったところに岡部様の開発コンサルタントとしてのやりがいと信念が見られ、それを実現している岡部様がとてもかっこよく見えた。
そして毎回それぞれの実務者が共通しておっしゃる「自らの問題意識を持つ」ということ。やはり岡部様もおっしゃっていた。私はなぜこんなにも実務者が声をそろえて「問い」を持つことの重要性を主張するのかを考えてみようと思った。そしてこれからさらに開発を勉強していくうえで、またそれ以外でも普段の生活から様々な物事に目を向け、問いかけていこうと思う。