西林まや
05W1407024B 西林まや 今回のディベロップメントライブで、岡部様のお話を聞き、本当に中立的な立場で途上国に支援することは可能なのか、そもそも中立的な援助など存在しないのではないだろうか、と今まで思ってきた事が大した問題では無い事に気付かされた。岡部様がおっしゃった様に、人間誰でもバイアスは持っているし、中立というものはないのだ。しかし、誰のために開発するのかを第一に考えて、バランス良くみんなに喜んでもらうことを念頭において考えていき、中立性を重んじていくことこそが重要なのだと分かった。
更に岡部様のお話の中で、ニーズとウォンツは違うものである、とおっしゃっていた。受益者が欲しているものが必ずしもその国の為になるわけではなく、その国にとって本当に必要な援助を開発コンサルタント会社が見つけてあげることが重要なのだと知った。
しかし、学生からの質問で、ニーズに答えたつもりでも、それはおせっかいになるのではないか、というものがあった。その質問は私も予ねてから疑問に思っていた。それに対し岡部様は「おせっかいではないようにすることが重要なのである。しかし、そもそもおせっかいは開発援助に内在するものではないだろうか」と答えられていた。更に、「開発は純粋なものではなく、好きでも嫌いでも利益は排除できない。」とおっしゃられていた。岡部様の考え方はとても共感出来る部分がたくさんあり、これまで私が訝しく思っていたことを一掃するような明朗なお答えをして下さったので、今までなぜ私はこんなにもこのことを嫌っていたのか不思議になるくらいだった。
開発コンサルタントとしてのやりがいとして岡部様が挙げられていた、国づくりに直接係われること、というのは言葉にすると凄いものだと感じた。更に人や組織が直接変わる姿を目の当たりにすることは私がまだ知らないような感動を受けることだろうと思った。しかし開発コンサルタントの要件にあったように、必ず時間内に成果を出さなくてはいけない上に高いパフォーマンスが追求されるプロ意識の高い職業であり、その他にも様々な能力が求められる非常に大変な職業なのだと痛感した。
日本ではまだまだ開発コンサルタントの知名度はとても低いと思う。更に専門性・地域性においてもまだまだ欧米に勝てないとおっしゃっていた。日本の企業はショートリストさえされないと聞きとても意外に感じた。なぜなら、これまでの講義では、日本はとても信頼されていて、感謝されているというようなお話を聞いて来た為、勝手に日本は厚遇されているイメージを持ってしまっていた。無理に欧米と張り合う必要はないと思ったが、日本の技術を活かし、日本にしか出来ない開発で、発展を手助け出来るようになって欲しいと感じた。
これまでのdevelopmentライブ!の5回の講義を通して私の得たものは非常に大きかったと思うし、私の考え方を大きく変えた。私はこの講義をとるまで、発展途上国に関する知識は一切なく、真剣に開発について考えたことも無かった。しかし、この講義を通して僅かながら知識を得られた。そして発展途上国や開発に興味を持つことが出来た。ここで得たものを無駄にはしたくないし、この講義は終わってしまっても、私は発展途上国のことをこれからも考えて行きたいと思う。