豊田貴志
最初に今回お越しいただいた岡部様に感謝したい。今回のご講演では、開発コンサルタントとプロジェクトをテーマにお話をいただいたが、ご講演の内容の中で、実際にモモが私たちに言う社会の常識が詰まっているようだった。
まず開発コンサルタントとプロジェクトということに関して、開発ワーカーとして必要なことというお話では、岡部様が開発プロジェクトを行う際に気をつけておられることは、プロジェクトの主役はあくまでプロジェクト対象地域の住民で、支援は側面的なものでなければならず、相手国のwantsではなく、needsや能力を尊重した支援が必要であり、岡部様はそのような中で、住民の人たちがどう変わるのか、そのプロセスを楽しむことやりがいを感じるとおっしゃられたことがとても印象的だった。それは支援地域の住民との係わり合いというものを通じて、岡部様が人好きだということをとてもよくあらわしていると感じた。また同時に人好きだからこそ、支援をしてあげるのではなく、住民が自ら作り上げていく自助努力による開発プロジェクトを目指しておられるのだと感じた。そして今回のご講演では、私が事前リサーチを通して感じた疑問も解決することができた。私はリサーチを行った中で、開発コンサルタントは中立性を持ってプロジェクトを行うという文献があったが、それが受注者と対象地域との中立なのか、それとも違う中立要素がほかにあるのだろうかと疑問に思っていた。なおかつ企業という立場から利益を追求することが活動の目的であるとも考え、そのような利害関係がある中で中立というものは存在するのだろうかとも考えていた。この疑問に対し、岡部様はプレゼン班の質問に対してお答えになられた際、必ずしも中立という物はないが、受注者にとってバランスのよい開発プロジェクトを行うことが、中立性を保つ方法であると述べられた。私はこのお話を聞き、このようなバランスのよいプロジェクトを行うことは、ひいてはプロジェクト対象地域の住民にとって適切なプロジェクトかどうかという開発コンサルタント側の選定も含まれているのではないかと感じ、それが受注者と住民との中立性をバランスのよいプロジェクトを行うことで保とうとしているのだと考えた。
今回岡部様のお話はとても日々の私たちの学習に対する心構えと社会の常識が詰まっていたと感じた。岡部様が欠陥やリスクを改善するために必要なことをお話になり、それには計画作り、問題意識と目標設定、リスク・マネジメント、コミュニケーション能力が大切だと述べられた。また開発コンサルタントの要件のお話の中では、結果重視の成果主義、時間厳守、知識だけでなく現場経験、グループの中での協調性、異文化への適応性、そして日々何を考えているのか、一本筋の通った考えを自分なりに持っているのかという自らの問題意識をお話になられた。ここで感じたことは、岡部様はこれらのことを開発コンサルタントという立場から述べられたが、これらは同時にモモが私たちにALPsを通じて身につけさせようとしているものと同時に成果主義や時間厳守などは社会では当然ということを教えてくれているのだと実感した。それだけにALPsだけでなく、ほかの授業に対しても同様に取り組む必要ことでそれらがALPsの授業に還元され、社会に出たときに役立つのではないかと考えた。なぜこのように考えたかというと、それは私がALPsを重視しすぎて、他の授業をおろそかにしてしまうことが何度もあったからである。それでは結局ALPsの方では期限を守り、一方違う授業ではルーズになるという態度では何も身につかないと実感した。だからこそ今後は両立がしっかりできるようにするべきだと感じ、それには自分がタイム・マネジメントをしっかりし計画、実行していくことが求められるため、このことを心がけて行動していきたい。今回の岡部様のご講演は、developmentライブの最後を締めくくる機会としてとても私にとって意義のあるものであった。そしてこの機会を作っていただいたモモに感謝するとともに、あらためて岡部様に感謝したい。