藤元亮太
05W2114005K 藤元亮太
今回、株式会社かいはつマネジメント・コンサルティングの取締役でいらっしゃる岡部様のご講演を聴き、開発を行うことは、個人個人の高い意識と能力が必要であり、活動は国際レベルで行いながらも、その意識は常に現地の人のためということを実践なさっているお姿に、いまだ自分に足りていないものが多すぎることを改めて感じさせられた。
私は、企業が行う開発コンサルタントは、企業であるがゆえに自らの利潤追求をせざるをえないため、開発を受ける側の人々がきちんと満足できる開発プロジェクトを立ち上げ、遂行し、結果を出すことで、会社の信用を得て、利益追求をしていると考えていたが、岡部様の開発に対する情熱の果てしなさにただただ脱帽するのみだった。利益追求などではなく、いかにして開発を進めるのか、またその影響を受ける人々にいかに満足してもらうかということを常に自問していらっしゃるそのお姿が、私の考えがいかに狭く浅かったかを教えさせられた。頭でっかちの理論や議論だけでなく、「現場」に本音で接することができることが、開発コンサルタントとしてのやりがいであると岡部様はおっしゃられた。しかし、本音で接することができるのは、岡部様が現地での苦労をなさり、私たちには想像できないほどの苦難を乗り越えてきたらこそ、本音で接して得ることができるのだろうと思う。常に問題意識を持ち、相手の立場に立って考える力は、開発に限らず、人生をおくるうえで重要な能力であるに違いないと私は考えている。岡部様の開発に対する態度は、開発だけではなく、全てのことがらにつながり、私が今後人との付き合いをするうえでも重要なことであると考え、相手の立場に立ち、そのことで精一杯苦しむだけの誠意を持たなければならないと感じた。
また「開発」を考えるうえで、開発マネジメントが、「開発」をつなぐ役割を担っていることが明確となった。これまで政府、非政府、国際機関とさまざまな視点から「開発」について見てきたが、岡部様がおっしゃったように、各々が役割を持ち、責任感と能力が重要となってくるとのお話を聴いたことで、私たちが学ぶ「開発」とは、どこかの機関が率先してやるのではなく、世界中のあらゆるアクターが同じだけの強い問題意識を持ち、解決しようという意思を共にしなければならないことを再認識させられた。開発コンサルタントは、開発のアクターであり、ステークホルダーであるさまざまな存在(政府、NGO、国際機関など)と対等に渡り合える存在であり、「開発」のありかたについて現地レベルから、国際レベルまで幅広く見られることが、最大の利点ではないかと考えた。「開発」は一つの分野のみでは決してなしえないからこそ、世界全体での取り組みが今後の躍進へとつながるのではないだろうか。
最後になりましたが、帰国されたばかりでお疲れのところを、わざわざお越しくださった岡部様に多大な感謝の意を表したい。