長谷川優 | リフレクションペーパー

長谷川優

05W2114018G 長谷川優

今回の大森様によるご講演は、世界銀行の仕組み、世界の状況、またミレニアム開発目標達成するための資金など、より細かいところを詳しく聞けることで今まで以上に世界銀行に対する理解を深めることができた。また、大森様の温かさが伝わってくるご講演であった。大変忙しい中、このように私達のために来てくださった大森様に感謝したい。

まず、11つの言葉には深い意味があることを知った。それは大森様がおっしゃっていた「貧困に苦しむ人々」というフレーズからである。私は今まで“貧困”や“貧困層”といった言葉を使用することに、何の気も止めていなかった。しかし、言葉というのはその人と意図が入魂され表れるものであって、やたらに使われている言葉を使うことが良いことではないことに気がついた。大森様が「貧困層」ではなく、「貧困に苦しむ人々」という言葉を使ったことで、私は、大森様がただ貧困をただ失くそうとしているだけではなく、同じ地球上に住む人々、それも飢えや飢餓といった貧困に苦しみ困っている人々を救おうとしているといった印象をうけた。大森様がどんなに彼らのことを身近に、真剣に考えているのかが分かる言葉であった。

今まで私は、アルプスにおいての読み物を通じて、世界銀行というものは、先進国の声ばかりが反映され、またマイナスという要素を生み出す中で“開発”というものを強く推し進めているものといった印象をもっていた。しかし、先ほど述べたような大森様の貧困に苦しむ人々に対する想い、また“開発”というのはインパクトを与えるものであってそれが現地を発展させるかもしれないし、また文化や破壊を壊すことにもなりかねない、つまり決してプラスだけではなくマイナスの要素も持っているといったお話しをしてくださったことで、今まで世界銀行に対してもっていた印象が良いものへと変わった。毎回ゲストのご講演を通じて思うことだが、皆様は本当に私が想像できないほどの経験や葛藤を繰り返したうえで、今の状況に辿りつけているのだと実感することできる。

大森様は、今回の講演を行うように、人々に考える場を設けること、考える機会を与えることが、自分の中で現地の事や貧困に苦しむ人々を考えた時に感じる葛藤の対処だとおっしゃっていた。人々にこういった世界の問題を考えさせることは、間接的ではあるものの、現地につながっているのである。直接的ではなく間接的というのは、手ごたえがなく実感できにくいものだが、こうして今回私は大森様のお話を聞くことでとても大きな影響を受け、考えさせられた。これはやはり間接的ではあるが、私たちが地球市民として地球でおきている問題を捉えなおし、熟考するということで、このことがまた我々の住む地球での世界平和に結びつくのである。

ミレニアム開発目標にもあるが地球上の貧困削減の為にはたくさんのやるべきことがある。その中のひとつ、Aidsにおいて、大森様はHIVにまだかかっていない人に基本的な知識、常識を教えることで感染を防ぐことが、このAids問題を解決できるものとしておっしゃっていた。現地の人々にそういった知識を教えるというのは、Aids問題に限らず、ジェンダーや子供の死亡率、妊産婦の健康、また環境といったそれぞれの問題の対策、対処法として、共通してやれるべきことではないかと考えた。我々だけではなく、現地の人々も自分自身に起きているこの問題をしっかり捉え、知識を身につけることで、みんな同じ地球上の人々が同じ問題に取り組み協力していけるのだと思った。大森様のお話を通じて人に伝える大切さ、重要さを心から実感することができた。